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TANAKA Masafumi
陶芸作家・田中雅文Official blog
 
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田中雅文

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■ 梱包用木箱を作る その6
それでは、梱包用箱作りの続きですm(_ _)m


DSC_9641blog.jpg

側面が出来上がったら、次は底面に格子状になるように
板を組んでいきます。

この部分の材料の長さは、計算上では…

75cm+4.8cm(板厚4枚分)ですが、材料に若干の誤差があるので、
組み上がった時点で、実寸を測るのがキレイで早いかもしれません(^^)

ちなみに今回は、80cmの板を4枚切りました。





DSC_9644blog.jpg

80cmにカットした板をそれぞれ格子状に固定した柱の位置に
写真のように固定します。





DSC_9645blog.jpg

続いては、長辺方向にも格子状になるように板を固定していきます。

これも実寸を測って材料を切るのがキレイで早いと思います。

ちなみに計算上では、95cm+4.8cm(板厚4枚分)です。

これも実寸を測って、今回は100cmに鳴ったので、
そのサイズで板を3枚カットしました。

それを写真のように短辺の柱の位置に固定します。

さて、これをひっくり返すと箱の本体部分が完成です。


次回はフタ部分を組み立てますが、その様子はまた明日m(_ _)m

ではでは…





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■ 梱包用木箱を作る その7
それでは、梱包用箱作りの続きですm(_ _)m


DSC_9646blog.jpg

続いては、底と同じような手順で、次はフタを組み立てていきますが、

フタ部分は箱本体の内側に、はまるように組み立てるので、

長辺の板を96cm、短辺の板を80cmで格子状に組み、

四角の枠を下げて固定して空けておいた1.2cmのくぼみにはまるように組み立てます。





DSC_9647blog.jpg

というわけで…

これで梱包用木枠の完成です!(^^)


写真のように箱本体にフタがはまるような形になっていますが、
おわかりいただけるでしょうか?

今回も長らくお付き合いいただきましてありがとうございました。
またいろいろと作業風景など書いていきたいと思いますので、

お時間ございましたらまたお立ち寄りください(^^)





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■ 展覧会が終了しました。
皆様こんにちは!

先日5月21日(火)より6月2日(日)までギャラリー北野坂にて
開催されておりました「陶のかたち展」が無事に終了いたしました。

お忙しい中、ご来場頂きました皆様、出品者の皆様、
ギャラリー関係者の皆様には、この場をお借り致しまして、
お礼申し上げます。

本当にありがとうございました。

また併せまして、今回の出品作を
ご紹介させていただきたいと思います。

今展では自身の立体作品、動億シリーズから、
初めて壁面での展示を試みました。

今回頂いたご意見やご感想を自分の中で整理し、
またしっかり今後へと繋げていくことができるよう
頑張りたいと思います!!!

あらためまして、今展ではご来場、また遠方からも
応援いただきまして本当にありがとうございました。
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。


田中雅文


■_DSC0723blog

動億-douoku-


サイズ:H900 × W700 × D300 (mm) ※展示パネル含む

素材:磁土





■_DSC0749blog

■_DSC0768blog

■_DSC0791blog

■_DSC0808blog






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■ ワールドカップとスゴイ車
まずは、侍ジャパンのW杯出場決定に乾杯!!!

ラスト10分のドラマ…

TVを付けながら音だけ聞いて作業してたんですが、
アナウンサーの、

「にっぽん!しってぇーーん!!」(日本!失点!)

から映像も取り入れることに…
(作業中断…すいませんm(_ _)m)

でもよかった!なんとかいけましたね!
W杯!是非頑張って下さい!!!!(^^)

で、本題?というほどのことでもないんですが、
先日スゴイ車を発見しまして…


DSC_0044blog.jpg



DSC_0038blog Wildfire Truck


神戸からの帰り道に突然横にトレーラーが…
で、荷台には写真の車が!

はじめはラリートラックかと思ったんですが、
後で調べてみると、この車…

MORITA社製のWildfire Truck(ワイルドファイヤートラック)
という超高性能な消防車だったのです(^^)

http://www.morita119.com/concept-car/
(詳細はWEBサイトでm(_ _)m)

そんなカッコ良すぎる!!消防車…

なぜ、こんな車が…ということは謎ですが、
めちゃくちゃ、ゆっくり!!運ばれていたので、
写真に納めることができましたm(_ _)m

日本のW杯出場!と共に、これまた日本の
ものづくりに乾杯!!(^^)





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■ ティーカップのハンドルを作る その1
本日より、ティーカップのハンドルの制作工程を
ご紹介させていただこうと思います。

が…、現在、工程ごとの写真を撮りながら、
制作を進めているんですが、すでに膨大な枚数に
なっておりまして…(><)

気長に…きながに…半分流しながら(^^)

お付き合いいただければ幸いです。

僕もマイペースに毎日少しずつご紹介させて
いただこうと思っておりますので、
宜しくお願いいたします(^^)

それでは、いざ!!



001DSC_9659.jpg

まずはカップの本体の原形にカリ石鹸(という液体の離型剤)を
塗るところからスタートです。

この本体の原形は石膏でできているんですが、
カリ石鹸を塗ることで、石膏をコーティングされ、
後から流す石膏がくっついてしまうのを防ぎます。





001DSC_9739.jpg

こちらも同じように原形ですが…





002DSC_9742.jpg

こんな風にいくつかの作業を同時に進めています(^^)


カリ石鹸の塗り方は、明日詳しくご説明させていただきたい
と思いますので、ご興味がありましたら、どうぞ(^^)

それでは、長い長い制作レポートのはじまりはじまり…m(_ _)m






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■ ティーカップのハンドルを作る その2
それではつづきです(^^)

今日はカリ石鹸の塗り方をご紹介させていただきます。
僕のやり方を紹介しますが、他にもいろいろな方法がありますので、
その中のひとつということで、ご参考までに(^^)

石膏の原形にカリ石鹸を塗って表面を
コーティングします。

石膏は吸水性のあるもの(紙、木など)にはくっつき、
吸水性の無いもの(プラスチック、金属など)にはくっつかないので…

吸水性のある石膏の表面を、カリ石鹸と反応させコーティングすることで、
石膏の吸水性を無くし、水をはじく状態にすることで、
石膏と石膏がくっつくのを防ぐ… 。

と、いうことなんですが…  
(すでに説明が長いですね、スイマセン(^^)m(_ _)m)


003DSC_0001.jpg

で、そのカリ石鹸がこちら。

黄色い透き通ったペースト状をしているんですが、
これを水と1:1で溶かして液体にしたものを使います。

一般的には小さな瓶に入ってたり…が普通ですが、
僕は頻繁に使うので、バケツにいっぱいあります(^^)





003DSC_9661.jpg

これを筆で石膏原形に塗ります。

このまま5分間放置し、石膏表面とカリ石鹸を反応させます。

※ちなみに僕は筆で塗らずに、原形をこのカリ石鹸バケツの
中に浸して、5分放置し、取り出して次の工程に進みますが、
浸す方法だと、大量のカリ石鹸液が必要になるので、
筆パターンをご紹介しました(^^)





003DSC_9664.jpg

5分経ったら、反応しきれていない余分な石鹸液を洗い流します。




004DSC_9666.jpg

このとき、ただ水で流すのではなく、柔らかいスポンジを
使って傷が付かない程度にしっかりと余分なカリ石鹸を
洗い流します。

この塗って、放置、洗い流すを2~3回繰り返します。

物理的には1回でも大丈夫なはずですが、ムラや塗り残しを
避けるため、何回か繰り返して、しっかりとコーティングします。





005DSC_0280.jpg

そうすると…

こんな感じで、水が玉のようになるぐらいの
撥水性がうまれます。
こうなれば、もう石膏がくっつくことはありません(^^)

これで、カリ石鹸を塗る工程の終了です。

文章にすると、とっても長いですが、作業時間的には
約20分ぐらいの工程になります。




最後まで読んでいただき、ありがとうございました!(^^)
続きはまた明日m(_ _)m





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■ ティーカップのハンドルを作る その3
それではハンドル作りのつづきですm(_ _)m




まずは石膏を流すための囲いを作ります。



005DSC_9672.jpg

この囲いは直径15cm高さ5cmの円柱形の台に
薄さ0.3mmぐらいの薄いPPシートを巻き付けて、
筒状にしたものです。

その中に厚み5mmのスポンジシートをクッションに
いれています。(黄色いのがスポンジです)





006DSC_9675.jpg

その筒の中央に、カリ石鹸を塗ったカップ本体の原形を
入れます。





007DSC_9678.jpg

その周りをぐるっと囲むように石膏を流します。





008DSC_9681.jpg

石膏が発熱し始めたら、周りのPPシートを外します。

石膏は硬化するときに発熱するのですが、
このときに若干膨張が発生します。

この発熱して膨張してるときが型をはずす
一番のタイミングなので、およその硬化時間と
発熱の具合を見て、後から流した石膏を外します。





009DSC_9683.jpg

今回は、流し込み後、およそ20分で発熱がピークに…

ここで後から流した石膏を外しました。



こんな感じで、カップの本体の原形をグルっと
一周するドーナツ型の石膏が出来上がりました(^^)

これで今日の工程は完了です!

次は、このドーナツ状の石膏を使ってハンドルの原形を
作っていきます。

ではでは、また明日m(_ _)m(^^)





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■ ティーカップのハンドルを作る その4
今日からまた一週間のはじまりですね!
ファイトファイト!(^^)


カップのハンドル作り、つづきですm(_ _)m


010DSC_9764.jpg

カップ本体の原形からドーナツ状に型取った石膏に型紙を当てて…





012DSC_9768.jpg

カットするあたりの線を引きます。





011DSC_9766.jpg

アップにするとこんな感じです。

形の中心を通る線と両端の3本の線がみえますでしょうか?





013DSC_9771.jpg

その線に合わせて、側面にも垂直に線を書きます。

この手回しロクロの上が最も身近で、そして最も平らなので、
僕はいつもロクロを定盤代わりにしながら線を引いたりしています(^^)





014DSC_9776.jpg

そして、引いた線がこちら。

先に引いた3本の線に合わせて側面にも3本。





015DSC_9779.jpg


そして、その線を繋ぐようにして、
このドーナツ状の形にグルっと一周3本の線が入りました。


というわけで、いつにも増して地味な工程でしたが、
この基準の線を入れるとか、水平、垂直などは、
地味なんですが、とっても大事な部分で…


最終的な作品の雰囲気にまで影響してくる部分なので、
そういう意味でもここでしっかりとガイドラインを…(^^)

というわけで、今日の工程はここまでm(_ _)m

今日も一日ガンバリマス!!!





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■ ティーカップのハンドルを作る その5
皆様こんにちはm(_ _)m


ワンピースの尾田さんも無事に復活されたみたいで、
巻頭カラーからの連載再開…

うわさでは病室でもマンガ描いていたとか…
病室で鋳込みしてたら、さずがに怒られるやろなと
勝手にありえない想像をしてみたり…(^^)

ともあれ、くれぐれもお大事にしていただきたいところですm(_ _)m

というわけで、つづきですm(_ _)m


前回ドーナツ状の石膏に入れたガイドラインの少し外側を
ノコギリでカットします。



016DSC_9781.jpg

まずは、垂直に切るためのL字の金具をあて、切っていきますが…





017DSC_9783.jpg

ノコギリはビルダーソーという、ALCなんかを切るときに使う
ものを使用しています。

このビルダーソー、石膏との相性抜群で、サクサク切ることが
できるのでおすすめです(^^)





018DSC_9786.jpg

このL字の金具とノコギリで大まかにカットしていきます。





019DSC_9787.jpg

こちらは別角度から…





020DSC_9788.jpg

というわけで、本体の原形の周りから型取りした
ドーナツ状の石膏からハンドルになる部分の石膏を
切り出しました。





021DSC_9789.jpg

こうすることで、カップ本体の曲面にピッタリと合うかたちで
ハンドルを作ることができます。



本日の工程はここまでm(_ _)m



ここまでは、カップのハンドルを作るといいながら、
なんのこっちゃ?って感じのことが多かったんですが、
明日からは、ハンドルになるっぽい写真がでてきますので…(^^)

ご興味あれば、是非ご覧になって下さい。ではでは(^^)





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■ ティーカップのハンドルを作る その6
昨日もサッカー勝ちましたね(^^)
すでにW杯出場を決めているのからなのか、注目度が…

ドーハの悲劇といわれた1993年からもう20年もの
ときが過ぎたんですね…

僕が陶芸を始めたのも1993年、当時11歳でした。。
あれから20年…大学を卒業して8年…月日は経ちました…

そして現時点でただ一つ、わかったことがあります。

それは今、目の前にあることに全力で挑むこと。

よっしゃー!!!頑張るぞー!!!!!



いつもありがとうございます。つづきです(^^)

ドーナツ状の石膏から切り出したカケラに、
同じように3本のガイドラインを入れます。



022DSC_9795.jpg

この写真の正面を向いている曲面がカップ本体の曲面
なので、ここを基準にハンドルの形を作っていきます。





023DSC_9798.jpg

次にガイドラインの外側の線に沿って、
両サイドを削り落とします。

これで、ハンドルの原形を作るための石膏が準備できました。

ここまでなかなかに長い工程でしたが、
この石膏パーツを作り出すことで、基準の曲面さえしっかり
守れば、どんな形のハンドルでもカップの側面に
ジャストフィットするというわけです(^^)





024DSC_9692.jpg

次に、パソコンでデザインしたハンドルの形(横断面)を
PPシートに写し、切り出してハンドルのゲージを作ります。






024DSC_9695.jpg

PPシートが透明なので、見えにくいですが、
ハンドルの形をしているのがわかりますでしょうか?(^^)

ちなみに、真ん中の部分はゲージの補強のためのもので、
実際には一本のフック状のかたちになります。





024DSC_9799.jpg

そしてこのハンドルのゲージを先ほどの石膏パーツの
側面にあて、形を写し取ります。





025DSC_9801.jpg

この作業を両側面にして、これで本日の工程は終了ですm(_ _)m



ここにきて、ようやくカップのハンドルっぽい
形が見えてきました(^^)長くてすいませんm(_ _)m

この辺から一気に繊細な作業へ…


また明日もお時間あれば、是非ご覧になって下さい(^^)

ではではm(_ _)m







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■ 動画 お皿の削り仕上げ編
皆様こんにちは(^^)
今日も暑いですね… 梅雨… どこ??
でも天気が悪いと作品が乾燥しないので、晴れはアリなんですが、
作品の前に僕が乾燥してしまいます(><)

今日はハンドルのつづきを一日お休みして、少し違う物を…(^^)

今では、めったに作らないロクロもののお皿…
大学で働いているときにガラスコースのスタッフに
依頼されて作ったものの、削り仕上げの工程を
たまたま動画で撮ってもらっていたので…(^^)

ロクロもの…今ではあまり作品として出すことはありませんが、
僕の今までの歴の中では、ロクロ10年、石膏型10年と
むしろ、やっと石膏型の経験値がロクロに追いついたかなと
いうところで…

ま、(^^)上手いかどうかは、棚に上げて…(^^)

2分ぐらいの動画ですが、ご興味あればご覧になって下さい(^^)

ちなみに陶芸のことをよく知らない方も
いらっしゃるので、簡単に動画の解説を…m(_ _)m

この工程は、ロクロで作った器を仕上げる工程を
撮影したものなんですが…

ロクロでクルクル回しながら、作ったお皿は、
少し乾燥させて変形しなくなったら裏返し、
裏面を削って仕上げをします。

身近にあるお茶碗やお皿を裏返すと輪っか状の台が
ついているんですが、その部分を高台(こうだい)と言って、
その部分はこうして、形を成形した後、裏返して、
平らな部分を削ることで作られている…ということなんです(^^)

と、いうわけで…(^^)どうぞー!


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■ ティーカップのハンドルを作る その7
今日も暑いですね(><)

夏先取りもレジャーや行楽じゃなければ、考えものです(^^)


それでは、ハンドル制作のつづきです。



026DSC_9804.jpg

前回ドーナツ状の石膏から切り出したハンドル用の石膏に
ハンドルの形を写し取りましたが、
その内側の部分をくり抜いていきます。





027DSC_9808.jpg

ここではボール盤という工具を使っていますが、
電動ドリルでやっても、小刀で少しずつ削ってもOKです(^^)
(僕は文明の利器を使ってしまっておりますm(_ _)m)

ただし気をつけなければいけないポイントがありまして…

それは、必ず「内側」から削っていくということ。

外側を先に仕上げてしまうと、内側を削るときに削る力が
外に向かってかかるため、原形が壊れる可能性が高くなります。





028DSC_9809.jpg

そして穴をあけたものがこちら
さすが文明の利器…きれいにあきます(^^)





029DSC_9815.jpg

次に石膏に書いたガイドラインに沿って残りの部分を
細工用のノコギリで切り落とします。





031DSC_9818.jpg

というわけで、これでハンドルパーツの内側が
大まかにくり抜かれました(^^)

030DSC_9817.jpg

こちらは別角度です。



次はこの部分をキレイに整えて外側を削る工程ですが、
その工程はまた明日(^^)
お時間あれば、ご覧になって下さい。

ではではm(_ _)m





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■ ティーカップのハンドルを作る その8
え?もう土曜日?といつもながらに時間の早さに
ビックリですが、週末も平日も関係ない生活が長くなり、
もはやどうやって休日というものを作り、どうやって休めば
いいのかよく分からなくなってきました(^^)

今日もがんばっていきますよー(^^)つづきですm(_ _)m



まずは内側の大まかにくり抜いた部分を整えていきます。

032DSC_9819.jpg

使っているのは、サフォームと呼ばれる道具で…
(写真の黒っぽい棒状のものがそれです)

いろいろな会社のものがありますが、
僕はダジマツールのアラカン(商品名)というものを
使っています。

もともと石膏専用に売られている物ではなく、
粗い表面切削用に作られているものなんですが、
石膏を削るのにはこれしかないというほど、
石膏との相性抜群です(^^)

またこのアラカンは、他のものと比べて、圧倒的に錆に強く、
使った後キレイに洗っておけば、ほぼ全くと言っていいほど、
錆びません(^^)

石膏の仕事は湿気を多く含んだ状態での作業が多いため、
通常の鉄製の道具はみるみるうちに錆びてしまいます。

そんなタジマツールのアラカンを本日は特別価格にて
ご奉仕!なんとおねだんは… ・・・

(あ、もとい…ちょっとおかしな方向に…m(_ _)m)





033DSC_9822.jpg

そんな素晴らしい道具のおかげで、
ハンドルの原形の内側が大まかに整いました。





034DSC_9824.jpg

つづいて、形の外側を削っていきますが、
まずはザックリと細工用ノコギリでカットします。





035DSC_9830.jpg

ザックリとカットしたもがこちら。





036DSC_9831.jpg

そして、またまた素晴らしい道具を使って、
外側のラインも大まかに整いました。





037DSC_9833.jpg

別角度です(^^)



というわけで、ここまでくればカップのハンドルを
作っていますという感じがだいぶ伝わるようになってきた
かなと思います(^^)

この時点ではまだ幅が2cmぐらいあるので、
明日はその部分の形を整えていく工程になります。
またご興味あれば、ご覧いただければ幸いですm(_ _)m

それでは、素晴らしい週末を(^^)m(_ _)m






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■ ティーカップのハンドルを作る その9
皆様こんにちは☆今日も続きをご紹介させていただきますが、
その前に一言…

ブラジル強いわ(><)
残念ですが、次!いきましょう!

というわけでm(_ _)mつづきです(^^)


038DSC_9835.jpg

まずは、まわりの余分な部分を削り取った
ハンドルの原形に基準となる中心線を入れます。





039DSC_9837.jpg

トースカンという高さを合わせる道具の先に
鉛筆を付け均等な高さになるように外側、内側と
中心のガイドラインを入れます。





040DSC_9845.jpg

ここまできたら、作業を一旦デスクワークに
切り替えて、ハンドル原形の実寸を測りながら、
パソコンで図面を書きます。

この図面はこれから原形の側面を削り出していくときの
ガイドラインを引くためのものです。





041DSC_9851.jpg

印刷したら、クリアファイルに両面テープで
図面を貼り付け…





042DSC_9852.jpg

切り抜きます。





043DSC_9855.jpg

そして、原形の中心線と図面の中心線、位置を
合わせて、形を写します。


というわけで、今日の工程はここまで(^^)

これからこの側面の余白を削り落とし、
図面のラインに沿って細くしていきます。

その様子はまた明日(^^)m(_ _)m

それでは、皆様素晴らしい日曜日を(^^)





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■ ティーカップのハンドルを作る その10
皆様こんにちは(^^)
先日ネスカフェのバリスタっていうコーヒーメーカーが、
便利そうだなと思って、いろいろ調べていたら、それ以来
見るサイト、見るサイト、ほとんどのWeb広告がバリスタに…

最近のWeb広告はこういうことになってるんですね(^^)

その広告クリックした日にゃこれはもう、
バリスタが絡みついてくる勢いですね(><)
でも、興味はあります…(^^)

というわけで、つづきですm(_ _)m

前回、パソコンからの図面でガイドラインを入れた
ハンドルの原形の余分な部分を削り落としていきます。

ここからはかなり繊細な作業になるので、
原形を壊さないように最新の注意で…(><)


044DSC_9858.jpg

まずは片側から…
こんな感じにガイドラインに沿って削り落としていきます。





045DSC_9860.jpg

別角度です(^^)





048DSC_9864.jpg

そして、もう片方も削り落として…





046DSC_9862.jpg

別角度です(^^)





049DSC_9865.jpg

まだカクカクしていますが、これでほぼ、
今回の求める形になりました(^^)





050DSC_9867.jpg

この段階の一番細いところで約6mm弱…



ここから、さらに角を落として丸みを付けていく
工程になりますが、その様子はまた次回ご紹介させていただきます。


ではではまたまた(^^)今週もガンバリマス!!!





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■ ティーカップのハンドルを作る その11
今日大阪は雲行きが怪しく、雨が降りそうですが、
恵みの雨になることを祈りますm(_ _)m

それでは、今日もつづきですm(_ _)m
いよいよ原形作りも大詰め最終工程へと進んできました。

いつもお付き合いいただきありがとうございます!!!(^^)



051DSC_9868.jpg

まずは大まかに削りだした四角い状態の側面に
中心線を引きます。

少しややこしいですが、この線は側面の幅の
中心を通る線ということではなく、これから丸みを
つけていくときに一番高くなるところの印です。

今回はハンドルの上の部分が変則的な楕円形に
なるので、このガイドラインも少し上にずれているんですが…

写真ではなかなか伝わりにくいですね(><)





052DSC_9871.jpg

この線を目印に、まずは内側の角を丸く削っていきます。





053DSC_9875.jpg

内側が丸くなったのが分かりますでしょうか?(^^)





054DSC_9876.jpg

続いて、外側の角を丸く削っていきます。

左側が丸く削った部分です。





055DSC_9879.jpg

同じように反対側も丸く削って…


ちなみにどうやって削っているのか、
という動画がありまして…

どんな感じで削っているかが少し伝わればと思います(^^)


http://youtu.be/Q_PMCkwczRA

(今回の工程の動画です。2分ぐらいあります)



056DSC_9880.jpg

というわけで、これでハンドルの原形を削り出す工程が終了です。

最後に耐水ペーパーで磨いて最後の仕上げに
なりますが、またその様子は明日ご紹介させていただきます。

ではでは(^^)





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■ ティーカップのハンドルを作る その12
今日は一転して、大阪は雨です…
恵みの雨を求めていたんですが、降ったら降ったで、
土砂災害や浸水がニュースになって…(><)

土もなかなか言うことを聞いてくれませんが、
そう都合良くはいきませんね…。。

でもハンドル作りは、なんとか都合をつけたい!
という思いで、ガンバリマス!(^^)

さて、今日で原形の最後の仕上げです!

まずは前回、削り出したハンドルの原形を
耐水ペーパーを使ってツルッツル!に磨いていきます。



057DSC_9885.jpg

そこで登場するのが、3Mのスポンジヤスリ。

薄いスポンジシートにヤスリ面が付いていて、
曲面に自由にフィットするので、細かい部分を
ヤスリ掛けするのに最適です。

また長時間でなければ水研ぎもできるので、
石膏の表面を磨くのにも適しています(^^)

長時間で、かつある程度の大きさがあるものは、
普通の耐水ペーパーのほうが便利なことも多いので、
使い分けながら進みます。





058DSC_9886.jpg

そのスポンジヤスリに、ステンレスの針金を通して、
カットすれば…





059DSC_9888.jpg

自由に曲げられて形を維持できる便利ヤスリに
大変身!(^^) (針金を通して曲げただけです…)

このスポンジヤスリや、耐水ペーパーを使いながら、
形が変わってしまわないように気をつけながら…


磨いて…磨いて… ・・・





060DSC_9721.jpg

はい!!!完成!!!!!





060DSC_9890.jpg

そして… はい!!!!! サイズ違いが5個できました(^^)



というわけで、長期に渡りご紹介してきました
カップのハンドル制作… これで原形の完成ですm(_ _)m

いかがでしたでしょうか?(^^)

はじめのカップの原形の周りに流した、大きな
ドーナツ状の石膏から、こんなに小さくなってしまい
ましたが、ここまでの全ては、この小さな原形のため…

そして何より、このカップが完成したときに、
使っていただける方々のため。
その為なら努力は惜しみませんm(_ _)m

ここで工程的には、ひと区切りになりますが、
作業的はこの後、この原形の型取りへと続いていきます。

その様子も引き続きご紹介させていただきたいと思いますので、
もしよろしければ、どうぞお付き合いいただければと思います。

ではでは、またまた(^^)m(_ _)m





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■ ティーカップのハンドルを作る その13
皆様こんにちは。

雨よ降れーってお願いしたら…3日間ずっと雨…これって…一体…??

でも、水不足が少しでも解消されれば、それでよし!

ということで、また引き続き作業の工程を…(^^)

またここから長い長いご紹介になりますが、
半分流しつつ、どうぞお気軽にお付き合いいただければと思います。

というわけで、ここからは出来上がったハンドルの原形の
外側に石膏を流し、実際に鋳込み型として使う、
使用型といわれるものを作っていきます。

この使用型を使って、このハンドルの形をいくつも
複製していくという感じです。



062DSC_9896.jpg

まずは出来上がったハンドルの原形に
センターのガイドラインを入れます。





061DSC_9893.jpg

使っているのは針なんですが、この針の側面に
両面テープでシャーペンの芯を貼り付けます…

それを使って原形と直角に交差するように当て、
滑らせていくと、ちょうど原形の一番膨らんだところに
鉛筆の芯が触れ、円形のセンターにガイドラインが入ります。





063DSC_9898.jpg

ガイドラインが入ったら、それをカリ石鹸に浸けます。

こうすることで、石膏表面とカリ石鹸が反応し、
原形がコーティングされるとともに、鉛筆の線が
消えなくなります。

ということで、本日の工程はここまでm(_ _)m

つづきはまた明日ご紹介させていただきます。(^^)

もしお時間ございましたらまたご覧下さいm(_ _)m







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■ ティーカップのハンドルを作る その14
皆様こんにちは(^^)昨日は公募展の搬入のお手伝いに…

今は一時期に比べて公募展の数も減ってしまいましたが、
いい形での競争は進歩を生むので日本の文化の発展のため
攻守のバランスが大事… ブツブツ…・・・

そんなことを考えながら、無事に搬入終了…m(_ _)m

しっかり攻めることができるよう、頑張ります(^^)

それではつづきですm(_ _)m

少し難しいんですが、今回は3面型といって、
このひとつのハンドルの形を作るのに、3つの面の型が
必要になります。

まずはその1面目を作るために、その他の2面を
土を使って埋めていきます。


066DSC_0012.jpg

ハンドルの原形と土の板(厚み7mm)を準備します。





067DSC_0015.jpg

原形を土の板の上に乗せたら…





068DSC_0016.jpg

針を使って内側のラインを土の板に写します。
ここで針を少し傾けて、ハンドルの内側のラインより
少しだけ大きくなるように線を引きます。





069DSC_0017.jpg

その形を崩さないように何回かに分けて切り取り…





070DSC_0019.jpg

それをハンドルの内側のセンターのガイドラインに
合わせてはめ込みます。





071DSC_0021.jpg

少し大きめに切っておくのは、このときに内側に
密着するようにするためで、粘土なので形に合わせて
ある程度変形してくれるため比較的簡単に内側のラインを
埋めることができます。


というわけで、これでハンドルの内側が粘土で埋まりました。


次回は外側を埋めていきます。


が…

おそらく、ここからの工程は何をしているのか
よく分からない部分が多いと思います(^^)

ただ、頭の片隅に少しだけ各工程を覚えておいていただけると、
最終的に全てが一本に繋がると思いますので、そんな感じで
少しの間お付き合いいただければと思います。



ではでは、また明日(^^)m(_ _)m





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■ ティーカップのハンドルを作る その15
今日から月曜日!また一週間のはじまりはじまり(^^)

気合い入れて!…と思っていたら、ゴミ出すの
忘れました(><)

八尾市の月曜日は可燃ゴミの日。
木曜日にリベンジします!  …・・・

あ、この話…どーでもよすぎましたm(_ _)m

それではつづきです(^^)


074DSC_0027.jpg

内側の割線に沿って粘土で埋めたら、
次はハンドルの原形自体が下に下がって
しまわないように、小さな粘土の玉を詰めます。

ちなみに、この原形のセットはクリアファイルを
小さく切ったシートの上に乗せてあります。

こうすることで、クリアファイルが作業板の
代わりになり、またとても薄いのでそのまま
回りをを囲って次の工程に進むことができます。

というわけで、ハンドルの原形の下を
土の小さな玉で沈まないように埋めました。





075DSC_0029.jpg

写真はそれを別角度からグルッと一周したものです。





076DSC_0030.jpg

こんな感じで…





077DSC_0032.jpg

小さなヘラや針を使いながら、詰めていきます。



これで今日の工程は終了です(^^)

明日はこの原形の外側を土で埋めていきます。

またお時間ございましたら、是非ご覧下さいm(_ _)m


ではではまたまた(^^)





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■ ティーカップのハンドルを作る その16
皆様こんにちは(^^)

突然なんですが、バナナチップって硬すぎません?

あきらかに食べにくいですよね?


というわけで…(←どういうわけで…)

つづきです(^^)m(_ _)m


072DSC_0023.jpg

ハンドルの原形の内側を埋めたときと同じように…





073DSC_0024.jpg

外側のラインを型取った粘土の板を切り出し…





078DSC_0037.jpg

原形の外側に沿わせていきます。





079DSC_0041.jpg

ビッタリと沿わせるとこんな感じです。





080DSC_0042.jpg

別角度です(^^)





081DSC_0043.jpg

内側と外側の粘土がはみ出した部分を
カップのラインに合わせて切って整えます。





082DSC_0045.jpg

次に、同じ土の板から四角いパーツを切り出し…





083DSC_0047.jpg

カップ本体との接着面を埋めます。


今回は3面型といって、3つの面でひとつの型になります。

そして、この工程はその1面目を取る工程なので…

残りの2面をこうして土で埋めている…


ということなんですが、

言葉で説明するとなかなか複雑で難しいので、
なんなく、そうなんだーという感じでご覧いただければと思います(^^)


というわけで、次はこのセットを囲って、
石膏を流し、1面目を型取っていきますが、
その様子はまた明日(^^)

お時間ございましたら、是非ご覧いただければと思います(^^)

ではでは…m(_ _)m






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■ ティーカップのハンドルを作る その17
今日はすごい雨ですね(><)
昨日ニュースでサザンの活動再開が流れていましたね(^^)
バナナの話なんかより、昨日はこっちでしたm(_ _)m

世の中には、宮崎駿や明石家さんまのように、
この人じゃないと成立しないなという人がいると思うんですが、
まちがいなくその中の1人だと思います。

これからも素敵な音楽活動を続けていただきたいと思います!

というわけで、つづきです(^^)



084DSC_0050.jpg

土を使って回りを埋めたハンドルの原形を、
スチレンボードの上に移動します。

このとき、余分なクリアファイルをカットしておきます。





085DSC_0053.jpg

石膏を流すために回りを囲います。

ボードの色がカラフルなのは、100円均一のご愛敬(^^)





086DSC_0055.jpg

必要量の石膏を攪拌し、箱一杯まで流します。





087DSC_0058.jpg

石膏表面の水分が引いたら…





088DSC_0059.jpg

上面を平らにならします。

一般に石膏表面に水分が浮いたような状態が
5分以上続く場合は、石膏に攪拌が不十分だと言われいます。





089DSC_0062.jpg

そのまま、石膏が硬化、発熱するまで約20分程放置し、
スチレンボードの箱を解体して取り出します。





090DSC_0066.jpg

取り出した物をひっくり返すとこんな感じに
なっています(^^)



というわけで、今回の工程はここまで。

つづきはまた次回ご紹介させていただきます(^^)


ではではまたまたm(_ _)m







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■ ティーカップのハンドルを作る その18
気がつけば6月も、もう末…
7月といえば完全に夏!のイメージしかないんですが、
ん?春は?僕の春はどこへ?

いや!まだまだ(^^)かんばりますよ!!!(^^)

つづきですm(_ _)m



091DSC_0067.jpg

回りを土で埋めて石膏を流した、ハンドルの原形。





092DSC_0068.jpg

石膏が完全に硬化したら埋めていた土を
取り除いていきます。





093DSC_0069.jpg

原形を傷つけないように少しずつ…





094DSC_0070.jpg

これで埋めていた土が全て取れました。
ハンドルの原形が半分石膏に埋まっている状態です。





095DSC_0072.jpg

ここまできたら、壊さないようにそっと
原形を流した石膏からはずします。





というわけで、石膏の漏れもなく、なんとか1面目が
取れました(^^)

次回はこれを整えていく作業になります。

ではでは、また明日(^^)





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■ ティーカップのハンドルを作る その19
皆様こんにちは(^^)

今日もつづきです!
今日でハンドルシリーズも19回目…
かなり長~くなっておりますが、気長に気楽に
お付き合いいただければと思いますm(_ _)m

ハンドルの原形から型取った1面目。
この1面目の割面(これから取る2面目との境界面)を
整えていきます。



096DSC_0076.jpg

まずは粘土で埋めた部分の厚みを計ります。

本来、この部分は全て粘土で埋められているため、
まっすぐな面になっているものなんですが、
僕は割線の一部分しか埋めないので、石膏が
張り出す形になります。

この部分を削り取って、フラットな割面を
出していくというのが、僕の小さな型を取るときの
方法です(^^)





097DSC_0081.jpg

その数値をそのまま割面の側面に移します。
ノギス(厚みや内径などを測るサシ)を使うと
細かな測定がとてもスムーズにできます。





098DSC_0083.jpg

一周ぐるりとガイドラインを入れたら…





099DSC_0086.jpg

少しずつ余分な部分を削り落としていきます。

ここでもアラカンが大活躍!もうこれ無しでは
進みません(^^)





100DSC_0089.jpg

少しずつ割面に近づいてきているのが、
わかりますでしょうか?





101DSC_0093.jpg

粘土で埋めた部分とほぼ同じ高さまで削ったら、
道具をステンレス板に持ち替えて、
さらに細かな割面を合わせていきます。





102DSC_0096.jpg

というわけで、これで1面目の割面が完成です。



割面を全て土で埋めてしまう方法と、
僕の一部分しか埋めない方法、どちらも
メリット、デメリットがありますが、
今回のような小さな型の場合は、この方法が便利です。

後は好みに合わせて(^^)
それと、作業にかかる時間が短い方のやり方でやる
ということですかね…

ちなみに今回の作業工程にかかった時間は約10分。

慣れてしまえば、そんなに大変な工程ではないですが、
慣れるまでが少し大変かもしれません(^^)

というわけで、今回の工程はここまでm(_ _)m
つづきはまた明日(^^)ではではm(_ _)m






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■ ティーカップのハンドルを作る その20
先日買おうかと悩んでいた、「ネスカフェバリスタ」
店舗オープン記念で格安で販売されていたので、
即ゲット!ネットの最安値からさらに2.000円安いという
驚きの価格でゲットしましたm(_ _)m

まさに今、カップ制作中なので、これでコーヒー飲みます!!!

というわけで、つづきですm(_ _)m


割面を整えたハンドル型の1面目ですが、
このままでは、これから作る2面目と合わせたときに
型がずれてしまうので、合わせ面がずれないようにツメを
彫っていきます。


103DSC_0097.jpg

まずは、ツメを彫るためのゲージを1面目の割面にあて、
ガイドラインを入れます。

このツメのゲージはPPシートで作ったものですが、
面に窪みが付いて割り面がずれなければ、
どんな形のツメでも大丈夫です。

ただしあまり小さかったりすると、使っている途中に
壊れてしまうので、ある程度の強度を考えて形を作ります。





104DSC_0101.jpg

かなり薄いですが、ツメを彫るためのガイドラインが
入っているのが見えますでしょうか?





106DSC_0111.jpg

この線にそって、ノミで石膏面を削り、





105DSC_0108.jpg

およそ、キレイになったら…





107DSC_0112.jpg

最後はカッターの刃の背の角度を利用して、
キレイに整えます。





108DSC_0115.jpg

というわけで、これで1面目の割面にツメを
彫る工程の終了です。



次は、この部分にカリ石鹸を塗る工程ですが、
その様子はまた明日m(_ _)m

ではでは(^^)






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■ ティーカップのハンドルを作る その21
今日で6月最後ですね。
2013年も、もう折り返し…ファイトファイト!!(^^)

それではつづきですm(_ _)m


109DSC_0129.jpg

割面をキレイに整えたハンドルの型の1面目。





111DSC_0133.jpg

一旦はずしていたハンドルの原形を一面目に戻します。





110DSC_0132.jpg

別角度です。

ここで、2面目を流すために、またカリ石鹸を塗るんですが、
このままだと、カリ石鹸が付いて欲しくない部分
(石膏の吸水性を残したい部分)にまでカリ石鹸が付いてしまうので、
薄く溶いた土の泥を使って、カリ石鹸止めをします。

陶芸で使う石膏型という技法は、石膏の持つ特性のひとつである
吸水性を利用して、土の水分量をコントロールすることで成立する
技法なので、石膏の吸水性が必要な部分にカリ石鹸が付かないように
する。

ということなんですが…  

かなり専門的なので、サラッと通過して下さい(^^)

で、具体的にどうするかというと…


113DSC_0141.jpg

薄く溶いた土の泥を準備して…





114DSC_0143.jpg

それを、ハンドルの原形をはめ込んだ1面目の隙間に
流し込んでいきます。

陶磁器用の石膏は硬化するまでに若干膨張するため
(僕の使っている石膏は、硬化時に約0.18%膨張します)
原形と流し込んだ1面目の間に少し隙間ができています。

その隙間にカリ石鹸が流れていかないように、
先に土の泥で埋めておくというわけです。





115DSC_0145.jpg

流し込んだ土が少し固まったら…





116DSC_0148.jpg

はみ出した余分な土をスポンジでキレイにしておきます。





117DSC_0149.jpg

というわけで、これでカリ石鹸止めの工程の終了です。


文章で説明すると、かなり難しいことになってしまいますが…
(僕の説明がヘタクソだからです(><))

作業的にはそんなに大変なことではなく、
これも10分ぐらいの工程です(^^)

次回は、これにカリ石鹸を塗り、2面目を流していく
工程へと進んでいきます。

ではではまた明日(^^)






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