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TANAKA Masafumi
陶芸作家・田中雅文Official blog
 
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田中雅文

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■ ブロックの立体を作る その9
つづきましては、釉掛けですm(_ _)m


DSC_9295.jpg

その釉掛け…なんですが、このめちゃくちゃ急いでるときに限って、
何かが足りなくなるのです…。。

作れる時間は過去にきっといっぱいあったはずなのに…


ということで、まさかの釉薬作りから…

100番のフルイの上に50番を乗せて、時間短縮。。

たわしで網の上をなでると、驚くほど早くフルイを通せます(^^)




DSC_9296.jpg

あたらめまして、釉掛けの行程です。

釉掛けといっても、パーツを接着させるための
接着剤として使うため、ブロックの底面にのみ付けていきます。


写真のようにボウルに入れた釉薬の中にスポンジを浮かべ、
ブロックの底にペチョっとやっていきます(^^)

その後、すぐに板に乗せて釉薬面を平らにしておきます。




DSC_9297.jpg

ここまでくれば、もうひといき!ガンバリマスm(_ _)m(^^)





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■ ブロックの立体を作る その10
それではここからが正念場…

窯詰めの様子をご紹介します。

ブロックが窯の中で積み上がっていく様子を
順を追ってご紹介させていただこうと思います。


DSC_9299.jpg

まずは、今回使用する窯です。

中しか見えず申し訳ございませんが、
30kwの電気窯です。

深さが約90cm弱あります。



DSC_9301.jpg

そして、第1段階。。

作品になる部分の下に捨て台を同じブロックで組みます。

模型では斜めになっていましたが、実際の焼成時は、
この上に作品となるブロックを積み上げることで、
まっすぐ直立した状態で組み上げることができます。

そしてその上にアルミナ粉(分割剤)を塗ります。

これを塗っておくことで、焼き上がった後に、作品部分と
この写真の台の部分が分割されるというわけです。

かなりややこしい説明になってしまいましたが、
これから積み上がっていく様子をご覧いただければ、
なんとなく分かっていただけるかと…(^^)

ではでは。。続きはまた(^^)


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■ 突然ですが、展覧会開催中です
作業工程の途中なんですが、お知らせをさせていただこうと…

しかも、現在開催中でございまして、
お知らせが遅くなり申し訳ございませんが、
もしお時間ございましたら、お立ち寄りいただければ幸いです。


田中雅文作品画像「National flag series」JAPAN(DSC_4115)-1

田中雅文 作陶展

■会期:12月5日(水) → 11日(火)
■会場:大阪高島屋6階和食器売場 ジャパンギャラリー「粋」
※最終日は午後6時閉場

大阪で活躍する若手陶芸家・田中雅文の世界。
『集まり』をテーマに、まるでおもちゃのブロックを重ねたようなアートなオブジェ。
そして、洗練されたフォルム、シンプルで上質なテーブルウエアの数々が揃います。

また今回は先日東京で発表した新作のオブジェ、器シリーズに加え、
クリスマス限定の新作ToyBlocks(ブロックのオブジェ)シリーズを発表します。

お時間ございます方、お近くにお越しの際は是非お立ち寄りいただければ幸いです。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。

展覧会詳細 大阪高島屋トピックス
http://www.takashimaya.co.jp/osaka/topics/living.html#os1989

田中雅文 Official Website
http://www.tanaka-masafumi.com/



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■ 展覧会ありがとうございました。
大阪高島屋での展覧会が無事終了しました。
ご多忙中、会場にお越しいただきました皆様には
この場をお借りいたしまして、心よりお礼を申し上げます。
ありがとうございました。

この度の経験を活かし、より一層制作に励みよりよい作品で
皆様に楽しんでいただくことができるよう精一杯頑張っていきたいと
思っておりますので、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

最後に、今回お世話になりました展覧会関係者様、
売り場スタッフの皆様に心より感謝いたします。

本当にありがとうございました。


DSC_9374-1.jpg


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■ ブロックの立体を作る その11
窯詰めのつづきですm(_ _)m


DSC_9302_20121201175414.jpg

土台となる捨て台の上に作品となる部分の
ブロックをひとつひとつ積んでいきます…

ここからは以前からご紹介の通り、

黒色のブロックが本体部分なので、
土台と色が違って分かりやすいかな…と思います。

これが白ブロックだと、どこからなのか…どこまでなのか…

ここからは、ひたすらに模型を見ながら、
ブロックを積み上げていきますm(_ _)m



DSC_9303_20121201175416.jpg

模型とただ、ただ睨み合いながら、
今回作品となる部分の組み立てが終了。。

このあたりまでくれば、少し体勢も楽になります(^^)
これで、黒ブロックが約300個積み上がりました。

窯が外にあるので、太陽で妙なライトアップがなされていますが、
どうぞお気になさらずに…(^^)m(_ _)m


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■ ブロックの立体を作る その12
それでは、続きですm(_ _)m

DSC_9305.jpg

作品になる黒いブロックを積み終えたら、
その上にさらに捨てブロック(写真の白ブロック)を
積み上げていきます。

こうすることで、この捨てブロックが重りになり、
また高低差を少なくすることで、窯の中で
ブロックが崩れるのを防ぐことができます。



DSC_9307.jpg

というわけで、これを同時進行であとふたつ。。
合計3個の立体を積み上げ、窯詰め終了です!(><)



DSC_9308.jpg

いざ!スイッチON!!!!!




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■ ブロックの立体を作る その13
というわけで…

窯!…オープンです!


DSC_9312 (2)

まっすぐに積み上がっていたブロックが、
熱の力によってグニャァ~っとなり、

ひとつの塊になりました。。



DSC_9313 (2)

コントラストもハッキリして、より作品になる部分と
それをサポートしている部分が分かりやすく
なったかなと思います。



DSC_9314 (2)

この後、上下のブロックを
取り去り、真っ黒のブロックだけが作品になります(^^)


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■ ブロックの立体を作る その14
こちらには3個中残りの1個が積み上がっています。

横からの画像なので、まっすぐ積み上がっているのが、
分かりやすいかと思うのですが…(^^)

今回は1250度で、最高温度キープを30分。

窯の熱の力でブロックパーツがグニャァ~っと変形し、
独特のラインとフォルムを作り出します。

それと共に、パーツの底につけた釉薬が溶けてくっつき、
一つの立体となり完成するというわけです。。

今日はビフォーアフター形式で(^^)

DSC_9311_20121218203301.jpg

こちらが焼成前… まっすぐ積み上がっています。。



DSC_9316 (2)

そして昨日もご紹介しました焼成後です。。

ぐにゃぁ~~っとなっているのがわかりますでしょうか?(^^)


というわけで、無事3個の立体が焼き上がりました(^^)



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■ ブロックの立体を作る その15-完成-
長らく制作工程をご紹介させていただきましたが、
なんとか無事完成し、作業も最終段階…



DSC_9319_20121222155852.jpg

写真撮影です。。
この後、梱包して展覧会会期を待ちますm(_ _)m



DSC09362-2.jpg

こちらが今回完成した作品なんですが…
また展覧会が始まっていないため、大変…大変…申し訳ございませんが、
なんとなくの全貌をご紹介させていただきますm(_ _)mm(_ _)m

「動億 -douoku- 」

集まってひとつの形をつくるもの・・・
自分の中に自然に浮かんだものは、小さなころ夢中になって遊んだブロックのおもちゃでした。
キレイな四角いブロックは窯の中の土の動きを記憶し、やきものとなってその姿を現す。


長らくお付き合い頂きまして、ありがとうございました!m(_ _)m

この作品は、2013年2月27日より、大阪高島屋7階グランドホールにて行われる
「創立60周年記念 未生流中山文甫会いけばな展」でお花と共に展示されます。

まだ、少し先の展覧会ではございますが、お時間ございましたらご高覧いただければ幸いです。


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