つくるシリーズ
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■ 使用型編 その9 (フタ) |
さて、いよいよ急須の使用型作り 最後のパーツとなりました☆
今日からは「フタ編」をご紹介します!

まずは、ロクロを使って土でこんな形を作ります。
写真では分かりませんが、ふたのカーブに合わせて、 若干内側が下に傾斜しています。

次にこの土の台の中心にフタの原型を置きます。
写真には写っていませんが、こういう持つところの ない形のときは、位置の微調整などを吸盤を使って やっています☆
ただ、吸盤は時間がたつと外れますので、 あくまでも補助的に…(^^)

原型がセットできたら、型がずれないように するための爪を大まかな感じで作り周りにセットします。
土の間に隙間があいていますが、 最終的に石膏のほうを削って整えるので、 この時点ではこんな感じでOKです。

原型との距離が3cmになるように 枠で囲ったら、石膏を流し…

発熱したら枠を外し…

続いて土を外します。
土を外した直後はこんな感じ。

これを整えて…
土で大まかな形を作っているので、 比較的簡単にキレイに整えることができます。
というわけで、フタの使用型、1面目が完成です☆
明日は、2面目をご紹介させていただきます(^^)
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■ 使用型編 その10 (フタ) |
さて、それでは急須の使用型作り最後のパーツ フタ編後半です☆
わざわざ、2回にわける必要があったのかと 思うほど、簡単な工程ではございますが…(^^)
ただ、この工程を「いつもの感じだな」と簡単にご理解された方は、 いつもご愛読いただいている証拠ということで…
本当にありがとうございます!(^^)

それでは、フタの使用型1面目の周りを 囲い石膏を流します。
厚みは、いつものように、原型から3cmになるようにします。

これで、フタの使用型の完成です!
さて、ようやく急須を作るための全ての型がそろいました! ここまで、長きに渡ってお付き合いいただき本当にありがとうございました!
本来ならば、ここから急須の制作工程へと移って いきたいところなんですが、次回展のため今月4日から11日まで 名古屋に滞在ということになりますので、続きはまた展覧会 終了後ということにさせていただきたいと思いますm(_ _ )m
そして、さらにビックリするお知らせが…(^^)
4日から展覧会のために名古屋に…というと、 当然出品作品は出来上がってそろそろ梱包作業に… という状態と思いきや…なんと!!
まだ、作品焼きあがっていません(><)
それもそのはず、今しがた窯のスイッチをONしたばかり…
窯出しは、3日の深夜ということに…
今回は本当にギリギリです。 そして、この窯がうまくいかなければ…いやそれだけは なんとしても避けなければ! でも、もうONしてしまったので、後は無事を祈るのみです(><)
というわけで、本当に忙しすぎて制作工程の方は、 写真を準備できていませんので、展覧会後にあらためて 準備をして、完成までご紹介させていただきたいと思います ので、またその際には是非、お立ち寄りくださいm(_ _ )m(^^)
また、今回の作品はその他の新作も含めて今月5日、 から名古屋栄丸善ギャラリーにて開かれます、 「急須百選展2009」に出品しますので、 お近くの方、お時間ございます方は是非御高覧頂ければ 幸いです。 会期中は、僕も会場にいますので、もしよろしければ どうぞお気軽にお声をおかけください(^^)
それでは、無事に焼けることを祈って… 最後の最後、ガンバリマス(^^)
皆様も、今週から急に寒くなっていますので、 どうぞお身体にはお気をつけて…ではでは(^^)
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■ 展覧会のお知らせ |
さて、今まで急須の型の制作工程をご紹介して おりましたが、昨日書きましたとおり、明日から その急須も含めて出品する展覧会のため、 名古屋栄に行ってきます(^^)
展覧会中は会場付近に滞在ということになるため、 その間は、ブログをお休みさせていただきたいと思います。
展覧会終了後、大阪に帰ってきましたら作品紹介なども させていただきたいと思っていますので、 その際には、またどうぞご覧になっていただければ幸いです(^^)
それでは、少し前にもお知らせさせていただきましたが、 あらためまして…展覧会のお知らせですm(_ _ )m
 (画像はクリックで拡大します)
「急須百選展2009」
会期:2009年11月5日~11月11日 会場:丸善・名古屋栄店4階ギャラリー(最終日は16時まで) HP: http://www.maruzen.co.jp/Blog/Blog/maruzen02/P/8416.aspx
お時間よろしければ、是非御高覧いただければ幸いです。 どうぞ宜しくお願い申し上げます。
会期中は、会場にいますのでもしよろしければ お気軽にお声をおかけください(^^)
ではでは、行ってきます(^^)
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■ 大阪に帰ってきました。 |
さて、名古屋での展覧会も無事終わり、 昨日大阪に帰ってきました☆
まずは、お忙しい中、展覧会にお越し下さりました たくさんの方々にこの場を借りまして、心から感謝致します。
本当にありがとうございました。
展覧会が始まるまでは、怒涛の制作状況で、 一体どうなることかと思いましたが、なんとか 最後の窯も一応、満足いく結果になり、 作品を並べることができました(^^)
いざ展覧会が始まってしまえば、僕達作家は ほとんど何もすることがありませんが、 今回は会期中、会場にいたのでいろいろな方々と お話をさせていただくことができ、とても有意義な 時間を過ごすことができました。
また、とてもありがたいことに、たくさんの方に お手にとっていただき、完売したものもいくつか ありました☆
そして、このブログをご覧いただいて、遠くから わざわざお越しいただいた方も数名いらして いただき、本当に嬉しい限りでした☆
今回お会いすることができ、初めてお知り合いに なれたことで、また今後良い形で関係を続けていくこと ができればと心から願っています(^^)
また、展覧会前に言っていた作品の紹介も 手元に残っているもので、写真が準備できしだいアップ させていただきたいと思いますので、また是非ご覧ください☆
それでは、今回お世話になった方々、お越しいただいた 方々にあらためて感謝すると共に、今回得たものをこれからの 制作に十分に生かすことができるよう、また頑張って いきたいと思います!ありがとうございました。
まずは、とりいそぎご報告まで…(^^)
ではでは☆
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■ 作品紹介1 急須 |
それでは、今日から今回急須展に出品しました作品を ご紹介させていただきたいと思います。
ブログ用にかなりデータサイズを落としているので、 見づらい画像になっているかと思いますが、 どうぞ、ご了承くださいm(_ _ )m
まずは急須展ということで、「急須」から(^^)
こちらは、以前原型制作から使用型制作までを ご紹介していたものの、完成品ということになります☆

今回は、マットタイプとツヤタイプの2種類を 出品したんですが、こちらはマットタイプ。
足、胴、フタ、ツマミの順番に、ツヤ、マット、ツヤ、マットと なっています。
ツヤタイプは、順番がマットから始まり、 ちょうど胴部分がツヤになります。

別角度。

内側は、すべてツヤの釉薬をかけています。

最後は、なにやら不思議なアングルだったので…(^^) 口と手が回転しているのが伝わりますでしょうか?
というわけで、まずは急須のご紹介でした☆
明日はポットをご紹介させていただきたいと 思いますので、また是非ご覧下さい(^^)
ではでは…
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■ 作品紹介2 フリーポット |
それでは続きまして、フリーポットのご紹介です☆
昨日の急須でも思ったんですが、 写真を撮ったバック紙が黒なので画質が落ちると 背景をCGで処理したみたいに見えますね…。
ちょっと違和感を感じながらも、 何やら不思議な浮遊感でお付き合い下さい(^^)

Free Pot (a) サイズ: h 110×w 170×d 100 (mm)
今回出品した中では、一番容量の多い少し大きめポットです。

茶漉しは、今回唯一の胴開きです。

内側には、円筒形の欠点をカバーするため、 半球型のパーツを落として釉着し、球形のように 底が丸くなるようにしてみました。
わざわざ、こんなことを書く必要もないんですが、 実はこの部分が今回一番難しく… なかなかに大変で、最後の窯でも心配していたんですが、 なんとか予定の形になりました(^^)
この他にもう一つポットがあったんですが、 そちらは在庫が無くなってしまって、写真が…(><)
また作ることがあれば、ご紹介させていただきたいと 思います☆
ということで、明日は宝瓶をご紹介します(^^)
ではでは…☆
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■ 作品紹介3 宝瓶 Large |
それでは、続きまして宝瓶(ほうひん)の ご紹介です☆

宝瓶(a) Large サイズ: h 90×w 130×d 100 (mm)

内側はこんな感じです☆
底の部分は2重構造になっていて内側の曲線が キレイに出るのと、重なった部分が空洞になっているため、 熱いものでも大丈夫です(^^)
というわけで、明日はこれと同じデザインで高さが 低いバージョンをご紹介させていただきたと思います☆ 容量等や大きさなどはそちらが標準ぐらいかなと思います。
ではでは…また明日(^^)
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■ 作品紹介4 宝瓶 |
今日は昨日ご紹介しました宝瓶の レギュラーバージョンです☆

宝瓶(a) サイズ: h 60×w 130×d 100 (mm)

内側。

茶漉しはこんな感じです☆
というわけで、今回の展覧会の大きなテーマのひとつ、 注ぐ器と注がれる器。
これで、注ぐ器のご紹介は終了です☆
明日からは注がれる器をいくつかご紹介させて いただきます(^^)
ではでは…☆
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■ 作品紹介5 KAKUシリーズ・湯呑、茶托 |
それでは、今日からは注がれる器ということで、 いくつかご紹介させていただきます☆

KAKU.series 湯呑&茶托
湯呑: w80×d80×h70 (mm) 茶托: w130×d130×h20 (mm)

別にするとこんな感じです。
このKAKU.seriesは、僕が独立して器を作り始めたときから 少しずつレパートリーを増やしているシリーズで、 今回はコメントで、ご提案いただいたこともきっかけで、 そそがれる器として湯呑と茶托という形になりました(^^)
というわけで、明日も注がれる器をご紹介させていただき たいと思いますので、またお時間あればどうぞご覧になって 下さい(^^)
ではでは…☆
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■ 作品紹介6 茶杯・聞香杯 |
さて、作品紹介6個目は中国茶の茶器です☆

Layer.series 茶杯(a)・聞香杯(a)
茶杯: h45×w60×d60 (mm) 聞香杯: h70×w35×d35 (mm)
この聞香杯という器は、お茶の香りを楽しむための もので、実際にお茶を飲む茶杯とセットで使います☆
僕も中国茶器については、今回の企画で初めて 作ったもので中国茶の動画なんかを何回も見て なるほどー!といいながら出来たのがこの器です(^^)
この他にも蓋碗や茶海など、中国茶独特のものが いくつかあるので、もし興味のある方は、中国茶器について 調べてみてくださいね(^^)
お茶の世界がさらに広がるかも…☆
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■ 作品紹介7 Layer.series 湯呑(b) |
それでは、続きまして7個目の作品紹介です☆

Layer.series 湯呑(b)
サイズ: h65×w70×d70 (mm)

高台周りはこんな感じです。 この湯飲みは、胴がツヤ、高台がマット釉になっています。
明日は同じシリーズの違った形をご紹介させていただきたいと 思います(^^)
ではでは…☆
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■ 作品紹介8 Layer.series 湯呑(c)・Saucer(a) |
それでは…作品紹介8回目スタートです☆

Layer.series 湯呑(c)・Saucer(a) 湯呑: h55×w85×d85 (mm) Saucer: h20×w125×d125 (mm)

それぞれはこんな感じです☆
さて、制作段階から本当に長きに渡ってご紹介してきました 「注ぐ器と注がれる器」ですが、本日の作品紹介を持ちまして、 一区切りとさせていただきたいと思います☆ 長らくお付き合いいただきまして、本当にありがとうございました!
また、鋳込みの制作工程やシリーズの紹介などは これから準備できしだいご紹介させていただきたいと 思いますので、よろしければどうぞご覧下さい(^^)
ではでは…(^^)
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■ Layer.seriesとは? |
さて、今日は作品シリーズについて少し解説を してみようと思います☆
というわけで、僕の器シリーズの中に Layer.series(レイヤーシリーズ)というものがあります。
今回の急須展でもほとんどがこのシリーズで、 器シリーズの中では最新シリーズになるんですが、 Layer.seriesといわれても…ということもありますので…(^^)
まずは、「Layer」という言葉を辞書で調べてみると、
1 層。階層。「―ケーキ」→レイヤードルック 2 グラフィックスソフトやCADソフトにおける、絵や設計図の仮想的なシート。 複数のシートを重ねたり、別々に編集したりできる。
とあります☆で…

Layer.seriesの一つ、茶杯と聞香杯の断面図を 見ていただくと、下の高台部分と上の杯の部分が 重なり層になっているのが分かりますでしょうか?
さらに、個別に編集できるとありますが、このパーツも それぞれ色を変えたり質感を変えたりと個別に 変えることができるわけです(^^)
こうして、順を追って考えていくと、名前の意味と シリーズの内容がまさに「そのまま」という感じですが、 中が中空になっていることで、器としての利点も いくつかプラスされ、結果として僕が作る器シリーズの中で これからもいろいろと展開できそうな可能性を秘めた シリーズとなったわけです(^^)
というわけで、今日はLayer.seriesについて少し書いてみました。
まだ、このシリーズに至る経緯なんかが少しあるんですが、 その辺はまた後日に…(^^)
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■ blogデザイン リニューアル |
少し前になるので、いつもご覧いただいている方は、 もうお気づきの方もおられるかもしれませんが…
この度、blogのデザインをリニューアルしました(^^)
年末の大掃除にはまだ気が早いですが、 いろいろなものを取ってシンプルシンプルで 進めてみましたが、いかがでしょうか…?
外見はシンプルに、中身は充実させていくことが できれば理想だと考えていますが、果たして…(^^)
これからもいろいろなことをアップしていきたいと 思いますので、どうぞ宜しくお願い申し上げますm(_ _ )m
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■ Official Siteもリニューアルしました。 |

昨日に引き続きまして、Official Siteもデザインを リニューアルしましたので、更新情報が連続になって しまうんですが、お知らせさせていただきます☆
実は、Official Siteを更新したので、Blogもデザインを 更新したんですが、Blogをシンプルにシンプルに…
と進めてBlogのページが出来上がってみると、 先に作りなおしたOfficial Siteがどうも野暮ったく見えてきて…
さらに、ほとんどのページを作りなおすことに…
といっても、僕はプロのデザイナーではないので、 あくまで独学の範囲ですが…(^^)
一応、僕なりの完成ということでm(_ _ )m
Topの画像はアクセスのたびに、ランダムで変わります☆
大学3年のときに、作品をたくさんの人に見てもらおうと 独学で始めた自分のHP制作ですが、ときには白ベース、ときには 緑、青ベース、また全部をFlashで作ったこともありました(^^)
そのとき以来使っていた「まさふみの陶芸」というタイトルも 今回から作家名へと変更し、Official Siteとして、さらに活用して いけたらと思っています☆
このサイトでは引き続き、作品紹介と活動案内をリアルタイムで、 お知らせしていきたいと思っていますので、Blog共々また 今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
田中雅文 Official Site http://www.tanaka-masafumi.com/
サイトリニューアルに伴い、アドレスが変更になりました。 旧アドレス(http://www.geocities.jp/masa01054naka/)でも 同じように表示されますが、よろしければお手数ですが お気に入りなどの更新をしていただけると幸いです。 それでは、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
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■ そこに至る経緯1 Layer.series編 |
先日Layer.seriesについて、このシリーズに至る経緯 なんかが少しあります…みたいなことを書いたんですが、 今日はその辺を少し…
まず、やきものを作る、「作り方」つまり技法には、 様々な方法があり、それぞれ向き不向きもあるんですが、 その中で僕が使っている技法は、鋳込み型というものです。
そしてさらにこの鋳込み型の技法も大きく二つ分かれ、 一つが「排泥鋳込み」、もう一つが「圧力鋳込み」というものです。
で、僕が普段使っている技法がこの中の「排泥鋳込み」 なんですが、この技法の特徴のひとつに、 「外側の形が内側にも出る」ということがあります。
つまり、10角形の原型を作って鋳込めば、自然に内側も 10角形になるわけです。 そういう部分では非常に使える技法なんですが、 例えば普通のお茶碗を思い浮かべてみて下さい…
内側、見込みと言ったりもしますが、ここはツルんと 底が丸くなったものが一般的です。
そして外側、特に底部分には高台がついていて これをシルエットの断面だけで見てみると、 内は半円型、外は半円型の下部分に下駄のような ものが付いていて、内と外で全く違う形をしています。
でも、おそらく身近にある器のほとんどは こうなっているため、それが当たり前であり、 特にその部分に違和感を感じたりということは ありません。
それでは、排泥鋳込みではこの部分がどう 関係するのでしょうか…(^^)
以外にも思っていたより長くなりそうなので 続きはまた明日に…m(_ _ )m
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■ そこに至る経緯2 Layer.series編 |
それでは昨日の続きです…m(_ _ )m
昨日の話を踏まえた上で、
話を排泥鋳込みに戻して、「外側の形が内側にも出る」 ということを考えてみると、外側に高台を付けた形にした 場合、内側にも同じように高台部分がくぼみとして 表れます。
通常当たり前のことが、以外にも当たり前に 出来ないのが、この排泥鋳込みなのです。
そのため、排泥鋳込みでは高台を平らにしたり、 わずがに浮かしたりして隠し高台のようにしたり、 または、内側にラインが出ることをそのままにして、 高台の形を作ったりします。
しかし、器の高台というのは、器を見る一つの見所でもあり さらに機能的な部分や、作る側からしてもワンポイントや アクセントを入れることのできる重要な部分です。 こんなにデザイン面でも機能面でも重要な部分を、 この排泥鋳込みという技法で作り込みにくいというのは とても残念なことです。
そこでこのことをきっかけに僕が考え始めたことが、 排泥鋳込みという技法と、高台の関係です。

で、この関係を考えながら初めに生まれたのが、 上の写真の「yurari.series」(ゆらりシリーズ)です。
これはご覧のとおり、上のカップ部分と高台を 別で作って後からくっつくけています。
このシリーズから比較的積極的に高台に意匠をいれることが できるようになりました。
そして、昨日も少し書きましたが、内側と外側が 違うラインを持っているということにさらにポイントを 絞り高台との関係性を考えていった結果…

この図面のように、内のラインと外のラインを分けてしまって 別に作ってくっつけるという今の器の最新シリーズLayer.series (レイヤーシリーズ)が出来上がったというわけです。
というわけで、このシリーズに至る経緯を少し書いて みました(^^)
途中かなり複雑な部分がありましたが、 こんなことを考えながら作っていますというのが、 雰囲気だけでもお伝えできれば幸いです☆
ではでは…(^^)
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■ 色泥しょうテスト |
少し前に、色泥しょうのテストピースを 作っていますというのを書いたんですが…
その直後ぐらいに急須展の制作に入ったので、 すっかり遅くなりましたが、テストピースできました(^^)

まずは、素焼きのピースに釉薬を掛けます。
半分は白マット、半分は透明です。

こちらが焼き上がり。
33種類、66色の色見本ができました☆
また、少しずつアップ画像でデータをご紹介させていただきたいと 思いますので、ご興味のある方は是非どうぞ(^^)
ではでは…
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■ 色泥しょう1 |
それでは、今日から先日のテスト結果を ご紹介させていただきたいと思います。
数がちょっと多いので、5色ずついきます(^^)

基本データ・表示基準 磁土泥粧100に対しての顔料パーセンテージ (例)磁土泥粧100g+顔料3g を3%と表示
使用土----磁土 焼成条件--電気窯 酸化 焼成温度--1240℃ 釉--上半分:透明、下半分:白マット
画像の色味は条件によって変わりますので、 参考までにして下さいm(_ _ )m
では左から順に…(上段3% 下段8%)
ヤマニ陶磁器顔料 U-2 ピーコック ヤマニ陶磁器顔料 U-3 エンジ赤 ヤマニ陶磁器顔料 U-5 グリーン ヤマニ陶磁器顔料 U-6 ピンク ヤマニ陶磁器顔料 U-8 カイヘキ
材料の購入先はこちらをご参照下さい。 ヤマニファーストセラミック http://www.web-sanin.jp/co/yamani/
というわけで、続きはまた明日(^^)
本日、ブログのカウンターがのべ5万アクセスを超えました☆ 公式ブログをこのブログに移してから約2年、この数字が 多いのか少ないのか一般的なことは分かりませんが、 少なくとも僕にとってはスゴイ数字です(^^)
今までご覧いただきました皆様に心より感謝いたします。 ありがとうございました! そして、また今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げますm(_ _ )m
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■ 色泥しょう 2 |
それでは、昨日に引き続き色泥しょうを ご紹介させていただきます☆

基本データ・表示基準 磁土泥粧100に対しての顔料パーセンテージ (例)磁土泥粧100g+顔料3g を3%と表示
使用土----磁土 焼成条件--電気窯 酸化 焼成温度--1240℃ 釉--上半分:透明、下半分:白マット
画像の色味は条件によって変わりますので、 参考までにして下さいm(_ _ )m
では左から順に…(上段3% 下段8%)
ヤマニ陶磁器顔料 U-9 ライラック ヤマニ陶磁器顔料 U-10 ブラウン ヤマニ陶磁器顔料 U-11 トルコ青 ヤマニ陶磁器顔料 U-12 バナナ黄 ヤマニ陶磁器顔料 U-13 ヒワ
今日は陶芸界では、わりと定番の5色です☆
材料の購入先はこちらをご参照下さい。 ヤマニファーストセラミック http://www.web-sanin.jp/co/yamani/
ではでは、続きはまた明日(^^)
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■ 色泥しょう 3 |
それでは、引き続き色泥しょう3です☆

基本データ・表示基準 磁土泥粧100に対しての顔料パーセンテージ (例)磁土泥粧100g+顔料3g を3%と表示
使用土----磁土 焼成条件--電気窯 酸化 焼成温度--1240℃ 釉--上半分:透明、下半分:白マット
画像の色味は条件によって変わりますので、 参考までにして下さいm(_ _ )m
では左から順に…(上段3% 下段8%)
ヤマニ陶磁器顔料 U-14 カナリア黄 ヤマニ陶磁器顔料 U-15 グレー ヤマニ陶磁器顔料 U-18 釉裏紅顔料 ヤマニ陶磁器顔料 U-20 特赤1号 ヤマニ陶磁器顔料 U-22 特オレンジ
今回は真ん中の釉裏紅顔料が思わぬ変化をしました☆ 釉裏紅なんで、おそらく銅が入っているかと思うんですが…
僕が使っている白マットはオリジナルの調合なんですが、 使った顔料の中で唯一これだけが白マットとかなり反応 しました。
ちなみに始めの始めは市販の白マットを使っていたんですが、 基礎釉の白マットは市販品では稀に見る曲者で…(^^)
そのマットだとまた違った変化をするかもしれませんね☆
ではでは、また続きは明日に(^^)
材料の購入先はこちらをご参照下さい。 ヤマニファーストセラミック http://www.web-sanin.jp/co/yamani/
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■ 色泥しょう 4 |
それでは、第4回ですm(_ _ )m

基本データ・表示基準 磁土泥粧100に対しての顔料パーセンテージ (例)磁土泥粧100g+顔料3g を3%と表示
使用土----磁土 焼成条件--電気窯 酸化 焼成温度--1240℃ 釉--上半分:透明、下半分:白マット
画像の色味は条件によって変わりますので、 参考までにして下さいm(_ _ )m
では左から順に…(上段3% 下段8%)
ヤマニ陶磁器顔料 U-24 特黄 ヤマニ陶磁器顔料 U-25 バイオレット
ヤマニ練込用顔料 HB-1 セイラーブルー ヤマニ練込用顔料 HB-2 アクアブルー ヤマニ練込用顔料 HB-3 レドグレー
材料の購入先はこちらをご参照下さい。 ヤマニファーストセラミック http://www.web-sanin.jp/co/yamani/
今日で11月も終わりですね… 明日からは、今年最後の一ヶ月の始まりです(^^) 今日という日は一生に一回しかありませんので、 今年の残りの一ヶ月頑張っていきたいと思います☆
皆様も、お身体に気をつけてステキな12月をお迎えください(^^)
ではでは、続きはまた明日m(_ _ )m
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