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TANAKA Masafumi
陶芸作家・田中雅文Official blog
 
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■ 原型を作る 急須編その3

今日から10月ですね…
とうとう最終月に突入です(><)

それでは引き続き、原型を作る急須編その3☆ですm(_ _ )m



DSC00684blog.jpg

今回は、4辺を少しカットしたデザインにするので、
キレイに仕上げた土台とフタを、いったんロクロから外し、
土台ごと、フタを削ってもう一度ロクロに戻します。



DSC00686blog.jpg

次に、この土台とフタの上に直接急須本体の原型を
作るので、パイプで枠を立て…


DSC00687blog.jpg

石膏が崩れないぐらいに硬化したら…

(※前回と同様、流してから約3分)



DSC00688blog.jpg

急須本体用のゲージを当てて形を出し、
キレイに整えます。

DSC00690blog.jpg

本体の原型が最終硬化する前に、後で切り離す部分に
溝を入れ、切り離しやすくしておきます。

これで、ロクロを使っての急須本体とフタ作りが
終わりました。

次はそれぞれをバラしていきます(^^)



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■ 原型を作る 急須編その4
続きまして、急須編その4です☆


DSC00691blog.jpg

本体の原型が完全に硬化し発熱したところで、
土台から外します。



DSC00692blog.jpg

上からのぞくとこんな感じ。

本体の原型にフタがはまる窪みが
ついてるのが想像できるでしょうか(^^)



DSC00693blog.jpg

あらかじめ、まだ軟らかいときに入れておいた
線にそって不要な部分を折り取ります。

ここまでくれば、後はそれぞれを整えていくだけです(^^)

その様子はまた明日m(_ _ )mではでは…




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■ 原型を作る 急須編その5
今日は、京都で開催中の熊本栄司さんの個展に
おじゃましてきました。
ブログも同じ工芸ランキングであることもあり、
以前から画面では作品を拝見していたんですが、
今回京都にこられるということで、是非実物を
拝見させていただこうと思い、京都大丸へ…

会場ではお忙しい中、いろいろとお話させて
いただき、ありがとうございました。

展覧会は、京都大丸で10月6日(火)まで
開かれています。
詳しくは、熊本さんのブログまでどうぞ(^^)


それでは、原型を作る急須編その5です。

DSC00695blog.jpg

まずは、土台にくっついているフタ部分を
少し下にノミを打って外します。



DSC00696blog.jpg

本体の上部を整えて…
これで、本体とフタの原型が完成です。
本体はこれからフタの形のように4面をすこし
面取りする感じに仕上げていきます。



DSC00698blog.jpg

フタを合わせてみると、こんな感じ☆
このフタにかぶせるようにして、本体部分を
作ったので、この時点ではバッチリフィットです(^^)

というわけで、この先、口や持ち手を作っていく
わけなんですが、いろいろ平行して作業しているので、
急須編はいったんここで休憩し、明日からは
また別の何かをご紹介できればと思っています(^^)
またよろしければお付き合いくださいm(_ _ )m

ではでは…☆



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■ 原型紹介 その1
さて、昨日までの急須の制作工程を一時中断して、
今日はたくさん同時進行で進んでいるうちのひとつの
原型をご紹介させていただきたいと思います☆


DSC00719blog.jpg

今回はロクロで同じようにゲージを当てて作った
カップ部分と高台部分を10角形にカットします☆

写真は、そのためのラインを入れたところです(^^)



DSC00720blog.jpg

まだ、面をとっていませんが現時点で重ねると
こんな感じです☆
まだ、ちょっと分かりにくいですね(^^)
逆さまになってますし…

これから、側面を10面に削っていきます☆



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■ 原型紹介 その1 の2
さて、昨日紹介した原型の続きです(^^)
目安の線にそって側面を10面に削っていきます。


DSC00721blog.jpg

まずは荒削りを…
この時点である程度のラインなどを出しておいて、
最後に耐水ペーパーで仕上げます。

耐水ペーパーは、400番→800番→2000番と
順番に細かくして磨きます☆

実際には2000番を使う必要はあまりないんですが、
ここまできたら最後は2000番を使いたいという
個人的願望でいつも使っています(^^)



DSC00722blog.jpg

同じようにして、高台部分も削って仕上げます☆



DSC00723blog.jpg

出来上がった原型を重ねてみると、こんな感じ。



DSC00726blog.jpg

昨日は逆さまだったので、今日は本来の姿?も撮りました(^^)

これで、この形は完成です。この後他のものと
タイミングを合わせて、外型を取っていきます☆

というわけで、今日はこの辺で…また明日(^^)



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■ 原型紹介 その2
最近は次回展急接近!で原型ばっかり作っているので、
原型ばっかりの紹介になってしまっていますが、
今月中には、ここ最近で作っているものが、
全て形になって上がる予定(というか上げなければ…(><))なので…

ブログでは完成品は、展覧会終了後にご紹介させて
いただきますが、それまでどうぞ今しばらく、お付き合い願えればと
思いますm(_ _ )m


というわけで、今日はまた別の原型を…

DSC00727blog.jpg

今日はこんな形です…

ロクロで作ったものの4面を面取りするため、
ガイドの線を入れます。



DSC00728blog.jpg

その線にそって、削り出し…



DSC00730blog.jpg

耐水ペーパーで仕上げれば、出来上がり(^^)




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■ 原型制作 ポットのフタ編 その1
さて、作業はまだまだエンドレスに続いていますが、
今日からは、ポットのフタの原型作りをご紹介します☆

大きくは、他の原型作りと変わりませんが…(^^)

ではでは…


DSC00702blog.jpg

まずは、ロクロにPPシートで作ったガイドを貼ります。
この上に石膏を直接流して土台を作ることで、
後から取り外してもまた同じ場所に戻すことができます。

また、作業中に作った土台が動いてしまうのを
防止する役目もあり、結構重要なポイントです(^^)



DSC00705blog.jpg

そこに枠を置いて土で止めたら…



DSC00706blog.jpg

石膏を流して…



DSC00707blog.jpg

形が崩れなくなったギリギリで、枠を外し…
(今回は流し込んでから、約4分後)



DSC00709blog.jpg

ゲージを当てて、フタを作るための台の完成です(^^)

ではでは、続きはまた明日m(_ _ )m




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■ 原型制作 ポットのフタ編 その2
原型作りポットのフタ編その2です(^^)



DSC00713blog.jpg

ゲージを当てた土台を耐水ペーパーで
磨いて仕上げ少し乾燥させます。



DSC00715blog.jpg

ちなみに、次に当てるゲージはこんな感じ。
この隙間がポットのフタになります☆



DSC00739blog.jpg

少し乾燥させた土台にカリ石鹸を塗って、
ロクロにセットし…



DSC00740blog.jpg

PPシートで枠を作ります。

土台の側面を垂直に立ててあるのは、
このシートを直接巻くことができるようにです。



DSC00741blog.jpg

石膏を流して…



DSC00742blog.jpg

ゲージを当て、完全に硬化したらペーパーで仕上げます。

これで、フタ作りは完了!(^^)

できあがりは、明日ご紹介させていただきます☆

ではでは…m(_ _ )m




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■ 原型制作 ポットのフタ編 その3
さて、原型作りポットのフタ編、原型の完成です。


DSC00758blog.jpg

フタの原型を土台から外したところです。

フタの向きとしては、裏返しになった状態です☆



DSC00755blog.jpg

そして、こちらが本来の向き☆
まるっこい感じになっています。

というわけで、これで完成です(^^)


明日からはまた違った何かを
ご紹介させていただきます(^^)




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■ ポット02型 フタの原型を作る
いよいよ制作も本当に忙しくなってきました…。

今日は、ポット02型のフタを…(^^)
ポット02という名前は、とりあえずの通し番号みたいな
もので、最終的には作品名をつけます☆

ただ、最終的にポット02という名前になる
可能性も…アリ…ですm(_ _ )m

というわけで、工程的にはポット01と同じなので、
写真多くなってしまいますが、一気にいきます☆


DSC00745blog.jpg

土台を作ったら…


DSC00746blog.jpg

枠を置いて…
(今回は簡易的にテープで固定しました)


DSC00747blog.jpg

石膏を流し…


DSC00748blog.jpg

ゲージを当てたら、硬化後磨いて…


DSC00757blog.jpg

でき!

DSC00756blog.jpg

あがり!(^^)


ポットのフタだけをどアップで見ることって
あんまりないかもしれませんが、この下に
どんな本体がくるのか…(^^)

こちらは、ご紹介できるか分かりませんが(><)
完成をどうぞお楽しみに☆




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■ 宝瓶 本体の原型を作る
今日は、宝瓶の本体の原型を…(^^)

それでは、テンポよく(^^)一気にまいります☆


DSC00712blog.jpg

土台を作ったら…


DSC00744blog.jpg

石膏を流して…


DSC00749blog.jpg

ゲージを当てて、磨いたら…


DSC00750blog.jpg

ポン!まず一つ目☆


DSC00754blog.jpg

つづいて、土台をそのままに、
丸みの違うバージョンを作ったら、
磨いて、磨いて…(^^)


DSC00760blog.jpg

ポン!!

というわけで、本体を丸みの違いで、
大小二つ作ってみました☆

ではでは…また明日(^^)





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■ ポット01 本体の原型を作る
さて、またまた原型を…(^^)

今日は、ポット01の本体です。

このポット01というのは、例によってあだ名なので、
本名は展覧会で…☆

そして原型作りの工程も、例よって同じなので、
スッキリ省略バージョンで御送りしますm(_ _ )m

もし、気になる方は過去記事をご参照ください(^^)


というわけで…

DSC00718blog.jpg

土台から…


DSC00759blog.jpg

今回はこんな形です☆

以前にご紹介したポット01のフタの
下本体部分ということになります。

この本体だけだと、よく見かける形ですが、
今回はこれの下に高台パーツが付くので、
シルエットはもうちょっと変化する予定です☆

まあそれが、良いのか悪いのかは…(^^)

現時点で、僕はかっこいいと思っているんですが、
まだ原型だけで、ものができてないので、
その辺は、僕自身も楽しみにしているところです(^^)

さて、この先どうなることやら…

ではでは、また明日☆




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■ 今回の原型をまとめていきます
さて、今回の展覧会に向けての原型を
これまでたくさんご紹介してきましたが、
ひとつひとつだと、代わり映えもしないうえに、
展覧会が終わってしまいそうなので(^^)

写真に写っているものが全てではないんですが、
そのほとんどをここで一気に…m(_ _ )m

DSC00790blog.jpg

この原型がペアになったり、ひっくり返ってお皿になったり
しながら、器になっていく予定です☆

一体どれとどれがペアなのか…現状では僕自身も
パッと見て分からない状況で…(^^)

それほどに、今回時間がギリギリです(><)

これから整理しながら、制作を進めていきたいと
思います。

ではでは、また明日(^^)




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■ ダンボールで外枠作り パート1
さて、まだいくつか作らなければいけない原型が
残っていますが、平行して使用型を取っていきます☆

で…

DSC09868blog.jpg

今日はこの写真のような外枠を作るための、
このダンボール部分を作ります。

もうすでにいくつかあるんですが、型を作るだびに
それに合わせて作っていたので、大きさもまちまちで…(><)

なので、今回万能に使えるように「一式」作ってしまいたいと
思います(^^)

というわけで、その制作工程を…

DSC00763blog.jpg

ますは、カッターマット代わりの捨てダンボールを付けます。



DSC00764blog.jpg

そこに、カットしたダンボールをテープで固定します。
ダンボールは新品でなくてもかまいませんが、
折り目や凹みのないものが、後々何かと便利です☆



DSC00765blog.jpg

このパーツは2個で1個なので、さらに上からもう一枚固定します。
2枚同時に止めると、後で困るので、一枚づつ付けたら…



DSC00766blog.jpg

セット完了です(^^)

もったいぶるわけではありませんが、
時間と画像の数の関係で続きは明日に…m(_ _ )m

ではでは…また明日(^^)





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■ ダンボールで外枠作り パート2
それでは、続きです☆


DSC00767blog.jpg

セットしたダンボールに2cm幅で同心円を書きます。



DSC00768blog.jpg

ロクロを回しながら、線にそってカッターで切っていきます。
このとき、しっかりと下まで突き抜けて、もう一枚下に敷いてある
ダンボールに切込みが入るようにします。

こうすることで、全く同じ大きさの円をくり抜くことができます☆
(2枚重ねて切っているのであたりまえですね(^^))



DSC00769blog.jpg

一枚目を外すと、切込みが写っているので、
それにそって、2枚目も切り取ります。

この作業を、1cmずつ直径をかえて、
4回繰り返し…





DSC00770blog.jpg

これで、直径5.5cmから直径23.5cmまで
1cm刻みのダンボールパーツの完成です(^^)



DSC00771blog.jpg

なんとなく、反対向きも撮ってみました☆
(意味はないです(^^))

ご存知の方もおられるかもしれませんが、
このダンボールは、「QVC」のものでした☆
ちなみに、この情報も意味はないです(^^)


というわけで、明日からはまた「急須編」の続きを
ご紹介させていただきたいと思います(^^)

ではでは…





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■ 原型を作る 急須編その6
さて、今日からはまた急須編の続きを
ご紹介させていただきたいと思います☆


DSC00696blog.jpg

まずは、前回のおさらいから(^^)
写真のように、急須本体とフタの原型が出来上がったところで、
終わっていましたので、今日からはそのつづきです☆

今の段階では、本体が球体をしているのですが、
この側面を削ってフタのような4辺が面取りされているような
形へかえていきます。


DSC00731blog.jpg

まずは、上面と底面の図面をプリントし、
クリアファイルに貼って…



DSC00732blog.jpg

カットします☆

こうすることで、型紙が一気に使いやすくなるので、
タタラなんかのときにも簡易版として是非どうぞ(^^)



DSC00733blog.jpg

で、それを本体に合わせて…



DSC00734blog.jpg

写します☆

写真では分かりにくいかもしれませんが、
本体のフタがはまるキーの部分と少し回転させた
デザインにしました(^^)

この辺の変則的な動きが比較的簡単にできるのも
石膏型を使った技法の特徴のひとつでもありますね(^^)

というわけで、明日はこれを削ります。

ではでは…(^^)



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■ 原型を作る 急須編その7
それでは、続きです(^^)

昨日型紙で入れた線にそって側面を削りだしていきます☆


DSC00735blog.jpg

写真は、大まかに削り終わったところです。

今までの作業工程は、図面をつかったり、
ゲージを使ったりと比較的基準にするものが明確にあり、
どちらかというと幾何学的に進んできたわけなんですが、
ここかからの側面を削る作業は、手と目の感覚と、
頭の中でイメージしている形を頼りにアナログに進んでいきます(^^)

一応、ガイドのラインがあるので、全くヒントなしで
進むわけではありませんが、最後は自分の感覚で
形を決めます☆



DSC00738blog.jpg

最後は、耐水ペーパーで仕上げて…

これで、本体の原型の完成です!

さて、やっとこさ急須の中の一つのパーツが
出来上がりました。

しかも、これから作る口や手に比べると、
この本体は簡単な形をしているので、
まだまだ、先は長そうです…(><)

それでは、また引き続き明日からも急須編を
御送りしますので、どうぞお楽しみに…(^^)




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■ 口・手編 その1 (急須原型)
さて、昨日までで急須の本体が完成したわけなんですが、
急須というものには、まだまだパーツがいっぱいです…

というわけで、今日からは急須の口と持ち手の
原型作りをご紹介させていただきたいと思います☆


DSC00816blog.jpg

まずは、図面です。
それぞれのパーツを上、横、縦から見た断面の形です。

プリントしたものを、クリアファイルに貼って…



DSC00817blog.jpg

切り取ります☆


DSC00818blog.jpg

そして、これがパーツを作っていくための
石膏の塊です。

本体の曲面に精密に合うように、
本体そのものの周りに石膏を流して作ったものです。

小さなパーツを作るのに一体どれほどの石膏を
使うんだと思われるかもしれませんが、
今回はとにかく時間がないので、必殺技的技法です(^^)

本当なら、本体の口を付けたい部分を囲って、
土などで壁を作り、石膏を流して…基準面を出して、
切り出してと…
石膏の量は節約できますが、結構な労力がかかります。

それが、この方法だと5分もあれば石膏が流せます。
後は硬化後に取り出すだけ(^^)

そして、この方法には時間短縮のほかにも
合理的なところもたくさんあって、基準面が出るこや、
本体が円形の場合は、一周分素材があるので、
手や口をいくつも作ることができ、万が一失敗したときや、
違うデザインの口や手を付けたいときなどにも、
とっても便利です☆

というわけで、いろいろとややこしい説明が
ついてしまいましたが…(><)



DSC00819blog.jpg

基準面に、基準線を引き、そこに上からの断面図を
置いて写します。


そんなこんなで、今日はここまで…
明日からは、まず口を作っていきたいと思います(^^)

ではでは…





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■ 口・手編 その2 (急須原型)
それでは、急須原型 口・手編 のつづきです☆


DSC00820blog.jpg

まずは、塊から必要な部分に少し余裕をみて
ノコギリでカットします☆

石膏が乾いていると簡単に切れるので、
まず乾燥させておくと何かと作業が楽です(^^)



DSC00821blog.jpg

基準面(今回は図面を写した面)にそって、
側面を垂直に削っていきます。

面がでたら、垂線を引き…

DSC00822blog.jpg

それにそって、両サイドも垂直に削ります。



DSC00823blog.jpg

4面の基準面ができたところで、
側面に横からの断面図を写します。



DSC00824blog.jpg

反対側も同じように写して…



DSC00825blog.jpg

本体に接する部分にも断面図を写します。

今回は口の接合部分も円形の4辺をカットした形に…

今回は全ての部分をこのデザインで統一します☆

これで、図面を写すところまでが終わりました。
次は、この線を基準に削って形を出していきます。

ではでは、また明日(^^)




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■ 口・手編 その3 (急須原型)
さて、続きまして急須原型 口・手編 その3です(^^)



DSC00826blog.jpg

まずは、図面の線より少し余裕をみながら、
ノコギリで大まかな形に切ります。



DSC00828blog.jpg

次に口の下のラインを出します。

図面から写した形は真横からの断面図で、
口の形の最も太い部分の線が写した線になるので、
基準面に対して直角に落とします。

なかなか、文章で説明するのは難しいところなんですが、
立体物を削りだす基本みたいなところです(^^)



DSC00829blog.jpg

同じ感じで口の側面を削り…



DSC00830blog.jpg

次に本体に付く部分を削ります。

これで、前回写した線に沿って、
4面が削れました☆

この次は、口の先など整えて口パーツの完成です(^^)

口部分はこれからちょっとだけ、変身します…

その様子はまた明日☆
それでは、お楽しみにm(_ _ )m(^^)





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■ 口・手編 その4 (急須原型)
さて、それでは続きです☆

昨日ちょっとだけ変身しますと書きましたが…


DSC00831blog.jpg

側面を面取りした状態の口の原型の先に、
45度回転させて線を書きます。

要するに螺旋状にしたいということで…

少し変身と書きましたが、ちょっと大袈裟でしたでしょうかね(^^)



DSC00833blog.jpg

後は最終的な形を頭の中でイメージしながら、
少しずつ進めていきます。

ちょっとだけ回転しているように見えますか?(^^)



DSC00834blog.jpg

これでおよそのラインが決まりました☆



DSC00846blog.jpg

最後に耐水ペーパーで全体をツルツルにして…

口パーツの完成です(^^)

というわけで、明日からは持ち手の制作工程を
ご紹介させていただきます。

ではでは…☆






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■ 口・手編 その5 (急須原型)
急須原型 口・手編その5ということで…

今日からは持ち手のほうをご紹介します☆

基本的なところは「口パーツ」と変わりませんので、
サラッといきたいと思います(^^)


DSC00835blog_20091022233408.jpg

まずは同じように塊に図面を写し、
ノコギリでカットします。



DSC00836blog.jpg

図面を書いた面を基準面に回りの面を
垂直に整えたら…



DSC00837blog.jpg

横からの断面図を両サイドに写して…



DSC00838blog.jpg

大まかにノコギリでカットしたら…



DSC00839blog.jpg

写したラインに沿って、削ります。


これで、持ち手の下の面が完成です。

次は横面を出して、また少し変形させます☆

その様子はまた明日(^^)ではでは…





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■ 口・手編 その6 (急須原型)
さて、それでは急須原型持ち手編のつづきです☆


DSC00840blog.jpg

昨日までに下部分までのラインを出しましたので、
次は左右の側面を整えていきます。

余裕をもって、ノコギリでカットしたら…



DSC00841blog.jpg

ラインにそって、垂直に削ります。



DSC00842blog.jpg

削りだした側面に型紙をあて、上面を削ります。

この辺からなんとなく、持ち手のように見えてきたでしょうか(^^)



DSC00843blog.jpg

続いて本体に付く方と反対側のはしに、
口パーツのときと同じように45度回転するように
型紙のラインを写します。



DSC00844blog.jpg

これを、バランスを見ながら少しずつ削って…



DSC00845blog.jpg

最後に耐水ペーパーで仕上げて出来上がりです(^^)

ということで…

やっと、本体、口、手、フタと急須のパーツの原型が
出来上がりました☆

といっても、まだ原型が出来上がっただけで、
完成までの道のりは、まだまだはるか先です(><)

次回からは、この各原型の外型作りに移ります。
ご興味がございましたら、また是非お付き合いください(^^)

ではでは…






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■ 使用型編 その1 (急須原型)
さて、急須の原型各パーツが完成したので、
今日からはその原型の周りに石膏を流し、
実際に鋳込み作業で使用する使用型を
作っていきたいと思います☆

ここでひとつお詫びが…(><)

今日の写真の原型は急須本体のものではなく、
湯飲みの本体原型なんですが、工程や手順は
同じですので、どうぞご了承くださいm(_ _ )m

たくさん同時進行していて、急須の写真が…(><)

また明日から急須の本体原型に戻りますので…



DSC00778blog.jpg

というわけで…
今回は左右と上部の3面型にするので、その1面目。

こんな風に、原型を下向きに置き、
PPシートで境界面を立てます。

このPPシートの部分は通常、土で作ることも多いんですが、
今回は原型の正確な断面図があるので、それを使って作ります。

これで、とっても簡単にキレイな割り面を作ることができ、
作業もスムーズです(^^)

断面図が複雑な場合や、割り面が曲面になっているときなどは、
土を使って割り面を作ったほうが楽なので、そのときどきで、
より効率的な方法を…というわけで…(^^)



DSC00779blog.jpg

裏側はこんな感じです。
舞台裏みたいに見えるのは僕だけでしょうか…(^^)

PPシートはベニヤ板で補強して、土で原型に固定します。



DSC00780blog.jpg

周りに枠を立てます。

このときにPPシートを折り曲げた部分を
外枠にテープでしっかり固定して、流した石膏の重みで
境界面が動いてしまわないようにします☆


DSC00781blog.jpg

石膏を流します。



DSC00782blog.jpg

流し込んだ石膏が発熱したら、枠を外し…



DSC00783blog.jpg

続いて境界面のPPシートを外します。

これで、一面目の出来上がりです☆


明日は、二面目を取ります☆ではでは…(^^)





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■ 使用型編 その2 (急須原型)
さて、それでは続きです(^^)

また、写真が急須本体の原型に戻っています…☆



DSC00793blog.jpg

3面型の1面目が取れたところで、
一度、石膏原型を外し、ツメを彫ります。

この時点で割り面に気になるところがあれば、
修正しておきます。

ただし、泥しょうを流す部分は今の段階でさわると
密度が変わって、吸水にムラがでるため、
この部分はもし修正箇所があれば、石膏が完全に
乾燥してからやさしく修正してください☆



DSC00794blog.jpg

次に原型を戻します。

このとき、後から流した石膏が少し膨張しているため、
かなりわずかではありますが、隙間があいています。

このままの状態で、カリ石鹸を塗ると、
この隙間にカリ石鹸が入り込み、皮膜ができてしまうので…



DSC00795blog.jpg

うすめた泥しょうを隙間に流し込み…



DSC00796blog.jpg

ふき取って、隙間を埋めます。

ここまで、準備ができたら…



DSC00797blog.jpg

カリ石鹸を塗って、ふき取って…を3回繰り返します。
複数を同時進行しているので、別の型も一緒に写っています(^^)
ちなみに、急須の原型は一番右上です☆

というわけで、明日は2面目を取ります☆

ではでは…また明日m(_ _ )m



 

 

 


■ 使用型編 その3 (急須原型)
それでは、使用型編その3です(^^)

今日は、3面型の2面目を取ります。

この複数面の使用型というのは、1面目が一番大変で、
後になるにつれて、前に取った面が壁になっていくので、
どんどん簡単になっていきます☆

というわけで…(^^)


DSC00799blog.jpg

一面目と同じ枠で囲ったら…



DSC00800blog.jpg

石膏を流し…



DSC00801blog.jpg

発熱したら、外します☆

こんな感じでなかなかにあっさりと2面目終了です(^^)

明日は3面目…明日で本体の使用型が完成です☆

ではでは…





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■ 使用型編 その4 (急須原型)
さて、それではその4です☆

今日で本体の使用型が完成です(^^)


DSC00803blog.jpg

まずは、1面目と2面目をテープで固定し、
底面の水平を出します。

この面の水平がキレイに出ていると、何かと
便利なので、少しシビアに削ります。



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水平面が出たら、ツメを彫り、
原型を戻して、石鹸止めをして…



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カリ石鹸を塗り…



DSC00809blog.jpg

周りを囲って…



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石膏を流し、発熱したら枠を外します。

今回は、原型から厚みが3cmになるように
枠を立て、少し固まった時点で枠をなぞるようにこちらも
水平面を出します☆



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というわけで…

これで、急須本体の使用型の完成です☆

現時点では鋳込み口がありませんが、
型が完全に乾燥してから3面目に開けます。

明日からは、口と手の使用型作りをご紹介させていただきたい
と思いますので、またよろしければご覧下さい(^^)

ではでは…





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■ 展覧会のお知らせ と 使用型編 その5 (口・手パーツ)
それでは、使用型作り口・手編なんですが、
その前に次回展のDMが届きましたので、
お知らせさせていただきます(^^)

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                (画像はクリックで拡大します)

「急須百選展2009」

会期:2009年11月5日~11月11日
会場:丸善・名古屋栄店4階ギャラリー(最終日は16時まで)

お時間よろしければ、是非御高覧いただければ幸いです。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。



それでは、作業工程の紹介の続きです☆
まずは、口パーツから…

こちらも本体同様に3面の割り型にします。

ではその1面目から…


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まずは、パーツ原型にカリ石鹸を塗ります。



DSC00851blog.jpg

今回の原型は平面での分割ができないので、
割り線にそって、土を使って仕切りを作っていきます。

通常なら石膏を流す面のみを残し、
その他の部分は土で全部埋めてしまうんですが、
今回は必殺技を使いますので、土での壁作りはこれで完了です☆



DSC00852blog.jpg

そして、枠で囲んだら…



DSC00853blog.jpg

今作った仕切りもろとも、全部が埋まるように
石膏を流します。


DSC00854blog.jpg

硬化後、逆さまにするとこんな感じ。
全部が石膏で埋まっています。



DSC00855blog.jpg

1面目に使用する部分以外のところをカットして、
中に埋まっている土を取り出します。



DSC00856blog.jpg

全部キレイに取り除くとこんな感じです。

原型の割り線部分だけが確保されている状態
がわかりますでしょうか…(^^)



DSC00857blog.jpg

後は原型をいったん外して…



DSC00858blog.jpg

割り面を整えツメを彫ったら、一面目の完成です☆

内容がかなり専門的なところにハマっていきましたが、
大丈夫だったでしょうか?(^^)

今回の必殺技でピン!と来た方は、もうそうとうな型マニアですよ(^^)



というわけで、明日は2面目を取りたいと思います(^^)

ではでは…





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■ 使用型編 その6 (口・手パーツ)
それでは続きです(^^)

昨日までに口パーツ3面型の1面目を取ったので、
今日は残りの2面目と3面目をとってこのパーツの
使用型の完成です☆


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まずは、石鹸止めをしてカリ石鹸を塗ります。



DSC00860blog.jpg

周りを枠で囲って石膏を流し…



DSC00861blog.jpg

石膏が発熱したら全てを外します。



DSC00862blog.jpg

もう一度、原型と型を組み立てて、
上部に枠を立て、石膏を流します☆




DSC00863blog.jpg

というわけで、これで口パーツの使用型の完成です(^^)

鋳込み口は、また型が乾燥してから3面目にあけます。

明日からは、取っ手の使用型作りをアップしたいと思います。
また、お時間ありましたらどうぞお付き合いください(^^)

ではでは…





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■ 使用型編 その7 (口・手パーツ)
さて、それでは今日から作業は持ち手パーツの
使用型作りへと進んでいきます(^^)


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口パーツのときと同様に、1面目の割り線のみを
意識して、原型の周りに土を立てます。

そして、口パーツのときと違う点が、上部の四角い面、
この部分は液体の表面張力を利用して割り面を作ります。



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原型の周りに土がセットできたら、周りを囲って
上部の四角い面ギリギリまで、石膏を流します。



DSC00866blog.jpg

液体の表面張力で、割り面が自然に作られます。

コップにいっぱいまで水を入れて、一滴…もう一滴みたいなこと
したことありますか?そんな感じです(^^)

でも、実際には水と違って石膏には液に粘りがあるため
そこまで、シビヤな感じではありません☆

逆に石膏の種類にもよりますが、流し込む時点でシャバシャバの
ときは攪拌が足りていない可能性があるので、注意です☆



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硬化したら、口バーツと同様に一部を割って開き…



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一旦全部を取り出して…



DSC00871blog.jpg

整えたら、一面目の完成です☆

この方法を使うと、立体的な割り面も簡単に出すことが
できます。

ただ、型自体が大きくなると無駄になる石膏もたくさん
出るので、その辺は、エコやらマネーやらとの兼ね合いで
調節してください(^^)

今回はとにかくタイムイズマネー!ということで…(^^)

明日は残りの面を取りたいと思います☆

ではでは…(^^)





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