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TANAKA Masafumi
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■ 超硬カンナ用研磨機をつくる その1
お正月ムードもそこそこに…2016年無事にスタートしておりますm(_ _)m

今日から何回かにわたって「つくるシリーズ 超硬カンナ用研磨機をつくる」を
ご紹介させていただきたいと思います。

以前からダイヤモンドの研磨ディスクを電動ロクロにくっつけて…超硬カンナを研いでいたんですが、
研ぐ頻度が高くなってきたので、電動研磨機導入してみましたm(_ _)m

(研ぎたいときにロクロがふさがっているパターン多し…)


そこで…これを超硬カンナ用にする様子をレポートしていきたいと思います。


便宜上、レポートが分かれますが、実際にはそんなに大層なことではありませんので、
ご興味がある方はどうぞお付き合い下さい(^^)


DSC_3801 (1)

まずは、今回ゲットした電動研磨機。

「マキタ電動工具 刃物研磨機 9820-1」でございます。

これを選んだ最大の理由は、砥石の直径が200mmという点。

この上に重ねるダイヤモンドディスクが直径200mmなので、それに合うこと。

で、どうせならということでクラストップのものをゲットしました。
(といっても2万円ちょっと…ですm(_ _)m)



DSC_3801 (2)

そのせいで、刃物固定用の重厚なアタッチメントがガッツリ装備されていますが、
ここで安物を買うと結局全てが悪循環になることが多いので…

能力的には、回転数が約500rpmと電動ロクロの約2倍の速さなので、
うまく扱えば早く仕上げることができそうです。

(RK-3D型で最速250rpm-1分間に250回転)


今回の目的は…

・作業中でも素早くコンパクトに超硬カンナを研ぎ直し、すぐに仕事に戻ることができるようにする

・付属の純正砥石とダイヤモンド砥石をワンタッチで切り替えることができるようにする

この2つに重点をおいて、できるだけスマートにいきたいと思います。


というわけで、例によって早速長文になりましたが、
お付き合いいただきありがとうございましたm(_ _)m


次回はここに、ダイヤモンドディスクを付ける工程をご紹介しますm(_ _)m


ご興味ございましたらぜひどうぞご覧下さいm(_ _)m









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■ 超硬カンナ用研磨機をつくる その2
それでは…「超硬カンナ用研磨機をつくる その2」ですm(_ _)m


DSC_3801 (3)

まずは研磨機についている付属品をはずします。

今回はダイヤモンドディスクをスマートに脱着できるようにしたいので、
ディスクをボルトなどで固定せずに進めていきます。

使うダイヤモンドディスクが#2000と細かく、作業上そこまで抵抗がかからないので、
この純正砥石の中心穴に「ギュッ!」とはめ込むかたちを目指します。

次は、その中心にはめ込む芯作り。



DSC_3802 (2)

厚み10mmのスポンジゴムをPPシートに貼り付け…



DSC_3802 (3)

それをさらに電動ロクロの天板に固定します。



DSC_3802 (4)

純正砥石の中心の直径が75.5mmだったので、そこから1mmをプラスして
直径76.5mmになるようにスポンジゴムをカットします。



DSC_3802 (4)

ギュッ!と入りやすいように少し角をおとし…



DSC_3802 (5)

最後にPPシートを74mmになるようにカットすれば「芯」の出来上がりです。


電動ロクロを使うと、PPシートやアクリル板、ベニヤ板や段ボール板など
カッターで切り抜けるいろいろなものを円形にカットすることができるので、便利です(^^)

というわけで、今回はここまでm(_ _)m

次回またお時間ございましたらお付き合いください(^^)








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■ 超硬カンナ用研磨機をつくる その3

それでは…「超硬カンナ用研磨機をつくる その3」ですm(_ _)m



DSC_3802 (6)-FB

続いて、純正砥石の中心の穴に合わせてカットした
スポンジゴムのPPシート側に両面テープを貼り…



DSC_3805-FB.jpg

それを砥石中心へセットします。



DSC_3807-FB.jpg

ここで両面テープのはくり紙を剥がして、
ダイヤモンドディスクが中心にくるようにセットします。



DSC_3808-FB.jpg

純正砥石ごと機械から取り外し、裏面の穴からスポンジゴムを
ダイヤモンドディスクに貼り付けて、取り出します。



DSC_3824-FB.jpg

ダイヤモンドディスクとスポンジゴムの中心が合ったところで、
中心に穴をあけ…



DSC_3825-FB.jpg

ステンレスボルトで固定します。



DSC_3827-FB.jpg

裏面は補強のために幅広ワッシャーを挟んで固定します。



DSC_3836-FB.jpg

あとは、これを中心の穴に「ギュッ!」と押し込めば…セット完了!

試しに研磨してみましたが、しっかりと固定され問題なく刃を研ぐことができましたm(_ _)m

ここまでは設計通り…

が…、。。

ひとつ問題が…


水研ぎのときに、水が飛び散らないようにするためのフードの高さが足りずに、
若干水が回りに飛んでしまいます。


本来の使用方法だとこのフードは砥石面よりも下げて使うものみたいですが…
(そうしないと刃渡りの長いものが研げない)

超硬カンナ用として、さらに使用感を高めるために微調整をすることにしましたm(_ _)m

というわけで、次回は引き続きその様子もレポートしたいと思います。

またお時間ございましたらお付き合いいただければと思います。

ではでは…(^^)m(_ _)m









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■ 超硬カンナ用研磨機をつくる その4 (最終回)
それでは…「超硬カンナ用研磨機をつくる その4(最終回)」ですm(_ _)m

電動研磨機にダイヤモンドディスクを付けて使ってみたら
若干水が飛んだので、もう少しカスタムしますm(_ _)m

水避けのフードは一応高さが調節できるようになっているんですが、
純正砥石面ジャストまでしか上がらないという…

(砥石が減っていくにつれて下げていく設定だと思うんですが、実におしい…、
たまには水をいっぱい使いたいときだってありますやんか…)

そこで研磨機のフードを取り外し、PPシート(0.2mm厚)で高さを足します。


DSC_3839-FB.jpg

形状が若干上開き(わずかに円錐状)なので、幅に余裕をみて内側に沿わし…



DSC_3842-FB.jpg

高さを合わせた線を入れてカットします。



DSC_3845-FB.jpg

最終的に、円錐状になっていることによって、ピタッとはまる感じで固定されました。

これでフードのカスタムが終了。水飛びも無事に解消されましたm(_ _)m



DSC_3848-FB.jpg

ついでにワイヤーでコードフックを作って…



DSC_3850-FB.jpg

機械背面にセット!

これで…

電動刃物研磨機のカスタムが全て終了!!


DSC_3856-FB.jpg

無事に超硬カンナを研げるようにバージョンアップ致しました(^^)

最後に、超硬カンナの研磨、ビフォーアフターで今回のレポートを
終わりにさせていただきたいと思いますm(_ _)m



_DSC9050-1.jpg

超硬カンナ ビフォー(研磨前)



_DSC9056-1.jpg

超硬カンナ アフター(研磨後)


今回もまた毎回の長文にお付き合いいただきまして、
本当にありがとうございました!!

またなにかあれば、勝手にレポートさせていただきたいと思います!(^^)


ありがとうございました!!m(_ _)mm(_ _)m












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